2012年9月6日(木) 【スイッチバック】

 今朝は、スイッチバックを体感するためだけに、朝5時過ぎに、土讃線で、高知駅を出発。

 知る人ぞ知るJR新改駅で、47回目の一般質問用の資料を読んでいる妙な時間が流れました。
 はたして、学生時代のいつであったか、そのときの思いを書いた大学ノートはあるのですが、その頃と状況は違いますが、スイッチバックが欲しいのは同じ。
 2つのスイッチバックを経ないと四国山脈は、越えられません。

 長い急な坂道を鈍行が上るには、3通り。大きくループを描いて遠回りするか、だれかの力を借りて押してもらうか牽いてもらうか、さもなくば、一度後ろに下がって、ぶりをつけて、自分の力で、もう一度駆け上がるか。
 山のなかの小さなこの駅が、海に続いていくのは、最後のスイッチバックという手段で、難関を突破するからです。

 急行列車では、通学する高校生達の姿や、新改駅や坪尻駅に、スイッチバックがあることすら気がつかないかもしれません。
 一駅ずつしか進まない鈍行ですが、そこに人が生きていること、暮らしがあること、通り過ぎていく景色は、しっかり見ていこう、やはりそう思います。

 啄木は、年齢を頼りにして、それを数えたら、旅が嫌になったと歌いますが、心の旅ができるうちは、まだまだ人生に、可能性があるということです。

 ケツメイシ=『トレイン』
  http://www.youtube.com/watch?v=4BxJIkh4sQo

 結局、午前10時過ぎ、夜をはさんで、20時間かからずに帰ってきました。ざっくりと一般質問の構想は、できました。原稿は、まだまだこれから。
 それにしても、県庁に戻るには、バスよりも電車かと思いつつも、必ずしも、連絡が便利ではないというのを体感しました。

 午後には、JR伯備線新幹線化・フリーゲージトレイン導入促進三県議会議員協議会 総会及び意見交換会。
 さらには、池田隆政様のお別れの会。西口からバスで、往復させて頂きました。

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