2011年11月12日(土) 【燃える秋】

 気持ちの良い秋の朝、大福で街宣。
 秋真っ盛りで、この土・日は、本当に行事が多いです。

 まずは、芳泉健康&交流ウォーキング。開会式が欠礼になるので、早目に、お邪魔して、午後には、改めて、閉会式に出席させて頂きました。

 もともと3年間暮らしていた地域ですが、臨港鉄道が走っていた頃とは、景色も一変しています。なにしろ市内でも、最も子ども達が多い若い世代の多い地域。しかし、一方で、少しのどかな塩田風景も広がっており、個人的には、京山地区のような文教地区、すなわち、ESDの適地と考えています。

 私自身が、子どもの頃、用水で、よくオタマやカエルを取りましたが、子ども達が落ちたら危険な用水と見るのではなく、田んぼや用水で、動植物といった自然と、どんどんふれ合える場所ではないかな、と思います。

 その後、2区の山下支部長と、十五会さん主催の逢沢代議士の国政報告会に出席させて頂きました。そこから、一緒に、灘崎の石心会書道展に。


 そこから、三門の妙林寺様で、お会式。本年は、日蓮聖人の730回目のご命日を迎えます。法華には、大切な行事です。たいへんな賑わいで、妻は、婦人部の中で、接待などしておりましたが、私は、美味しい祭り寿司だけ食べに行ったような感も、無きにしも非ず。

 お寺というのは、ある意味、ライブ会場のようなところもあり、熱心な法華であった宮沢賢治に関してのご講演が、素晴らしかったそうです。イーハトーブは、特定の場所、郷をさすのではなく、我々の心が作り出す場所だとすれば、岡山が、家庭が、イーハトーブで、良いのであります。


 そこから、芳泉に戻り、さらに、岡山県洋裁技能士会長として、「第43回ファッション講座」に激励に行ったところ、既に終了して、茶話会。なかなか、南北の移動が、難しいです。

 そこから、福田公民館文化祭。

 そこから、さんかく岡山で、MOA美術文化展で、子ども達の素晴らしい絵画をゆっくりと拝見させて頂きしました。


 夜には、ひょうたん会の例会は、珍しく、すき焼き食べ放題でしたが、人間そう食べられるものではないということが分かりました。

 SMAP=『がんばりましょう』 http://www.youtube.com/watch?v=PwQf0Q85o68


 ところで、なんと言っても、今日の話題は、TPPです。

 実は、昨夜のTPPに関する野田総理の会見は、私には決して不愉快なものではありませんでした。これが、今までの総理だったら、かなり印象が変わっていたと思います。
 もちろん、全く説明は足りておりませんが、ある意味で、宣戦布告にも見え、少なくとも、嘘をついていないと感じられました。

 それどころか、私は、聞きながら、大阪都構想もそうですが、まさに我々は、時代の分岐点に立っているのだと実感し、身震いのようなものを覚えたのも事実です。
 もはや、勝負の舞台は、国際社会、そこに行くんなら、勝つしかありません。

 もちろん、大阪都構想については、想像以上に、政令指定都市に対して、府の権限がなく、市に突っ込んでいった感もあり、府は、さらなる広域行政を展開する等、役割分担を明確にするという考え方もありましょうが、橋下氏の二重行政の弊害を排除するという主張自体は、岡山にも、当てはまることだと思います。

 いずれにせよ、国益をかけた戦いが、国益を賭けた戦いが、明確に始まりました。
 このまま放っておいても、国家予算の10倍以上の借金を抱え、100年かけて人口が半分になる我が国の未来は、暗雲が立ち込めています。

 これから、いよいよ日本も地方も、どう転ぶか分からない転換期です。このまま座して死を待つぐらいならば、もちろん、即死の可能性もありますが、起死回生の戦いに挑む、幕末のような、そういう時代なのです。

 私は、こうした激動期の政治家たるもの、うだうだ言う暇があったら、国際舞台で、正々堂々と、あるいは、権謀術数で、国益(領土、国民、主権)を守るために、命懸けで戦ってこんかい!!やることはそれだけじゃい!!と、思います。
 堂々と日本の歴史・文化・伝統を背景に、日本人は、戦えるはずです。日本は、それだけの国であるし、日本人は、それだけの国民であるはずです。

 この戦いは、当然、農業や医療・保険等を守るということも含まれます。あるいは、国体、国柄を守るということでもあります。貿易大国で、外貨を稼ぐというのは、そういうことでしょう。

 思うに、少なくとも、新しいスポーツのルールを作りましょうということなら、圧倒的に、自分がデブなら、デブに有利なルールを端から作るというのが、交渉戦術。戦いですから、良い悪いじゃない、相手は、そうしてくるのですから、我々も、死守すべきは死守する、むしろ日本のルールを世界のルールにしたって良い、そんな10年戦争です。

 なによりも、守るべきもののためには、官僚も野党も、なくてはならない叡智、人材ですから、今こそ、あらゆる国力を集結すべき時です。

 言うまでもなく、TPP内部においては、連合で、VSアメリカ、外部においては、VS中国 の戦いです。一方で、お隣の韓国とは、良い意味でのライバルとして張り合いながら。ここで、戦わなければ、我が国の未来が無いというのならば、絶対に勝たなくてはいけない勝負です。
 この戦いに、残念賞も、努力賞もありません。

 もう進むのなら、進むと決めるのなら、とことんやりましょう。しかし、中途半端にやるのなら、やれないのなら、今、即撤退すべきです。
 なによりも、政権与党ができないなら、ここからは、自民党に任せて欲しいです。少なくとも、自民党が、国際社会から、足元を見られるような結局国益を損なうような真似だけは、絶対にしてはいけません。

 個人的には、天皇陛下のご体調がすぐれないということ自体、我が国の不安の象徴のように感じます。我が国の存亡の危機に、政治家が、きっちりと立ち上がらねば、本当に日本は、終わってしまいます。

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