2010年12月16日(木) 【名古屋市議会解散へ】

 本日は泉田で街宣。

 名古屋市議会解散を求めるリコール署名が、大どんでん返しで成立しました。
 街宣で、そのことに触れるものの、切れ味は、本当に悪いです。私は、議員定数削減論者ではありますが、将来への大きな不安を抱えつつ生きているのも事実。

 正直なところ、次回の選挙を超えたら、いよいよ蓄えが無くなり、持続不能になるのが目に見えています。歳費や期末手当や政務調査費は、雇用されている立場ならば、丸々手取りでしょうが、要は、これが個人経営の会社の総売り上げですから、事務所運転費用や選挙対策費用で、全く何も残りませんし、自慢ではないですが、ローンすら組めません。
 妻子を養うためだけなら、私は、別の商売をすると思います。

 やはり、特定の組織に強力に物心両面で支援されるている人か、二世議員か、会社経営者か、金持ちが議員をやるべきではないかと、常々思っています。
 あるいは、よほど容姿に恵まれているか、才能のある文化人か、アスリートか、芸能人か・・・。

 それでは、普通の民意が届かないとするなら、要は、地方議員で食っていこうと考える制度そのものが、おかしいのかもしれません。議会は、会社員や学生や主婦の方々が議員で、もちろん良いですし、夜や土・日開催でも良いはずです。
 また、地方議員の任期についても、首長も含めて、3期ぐらいまでで制限すべきかもしれません。

 単純に言えば、「先生」と言われる特権階級のようなモノに、議員がなるのが、おかしいのかも。


 河村市長の言うことは、市民的には、快哉を叫ぶほど確かに面白いと思います。一方で、二元代表制の元、議決機関たる議会の権能が、さらに弱まるとすれば、執行機関である首長からの重大なる挑戦とも言えます。理屈の上では。

 ただ、独裁的と言えば独裁的ですが、大義があれば、こうした形での議会改革は、本当にやりがいのある仕事だとは思います。内側から議会が変えられないのが、そもそもの問題なのですから。おそらく、今後、こうしたことは、名古屋から全国に波及することでしょう。


 どうせするなら、個人的には、世論を背景にした正義の味方のような橋下知事や河村市長の役の方が良いです。俺も、やってみてぇ!!善悪二元論で、反対勢力や仮想敵にレッテル付けされている議員は、誰しもそう思っているかもしれません。
 悔しいですが、それが議会の、議員の評価です。悪いのは、我々です。これからでも良い、謙虚に受け止めて、まずは、議員定数を減らしましょう。

 一方で、名古屋では、公務員の方に対して、そこまで信頼があるのかなぁとも思います。今回の件で、一番ほくそ笑んでいるのは、名古屋市職員の方々かも。


 なんせまぁ地方議員としては、つくづく限界を感じる元気の出ない話ではありますが、しかし、時代が変わる象徴的な話でもあります。
 ともあれ、定数半減でも、歳費半減でも、私は、地方議員を目指すと思いますが、これから目指すなら、常に限界を感じる議員よりも、やっぱり執行権のある首長が良いです。

 そういうことで、半分いじけて、村下孝蔵=『幸せの鍵』
                           http://www.youtube.com/watch?v=931XBMC1ENU

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