2010年12月13日(月)
【高校生のお小遣いから・・・】

 雨の朝、新稔橋で街宣。
 午後には、文化振興・環境対策等特別委員会。間口が広いだけに、テーマ別に年間計画を立てれば、かなり充実した内容になるはずが、執行部提出の御題に頼って焦点を絞りきらぬままに、散漫に終わりそうな感じがします。ちょっともったいないように思います。
 特に、縦割り行政を横に貫くという意味では、特別委員会は、運営次第では、実に効果的です。

 いつものように、「その他」で、2点伺いました。
 他県に遅れて、工場立地法で定められている大型工場の緑地面積率について、現行の敷地面積の「20%以上」を「10%以上」に緩和する方針を固めたことについて、企業の設備投資や新規立地を促すのが狙いということは理解しつつも、二酸化炭素排出削減という環境政策との整合性についてはどうか。

 縦割り行政の中では、いわば部によって、相矛盾した要請をしていくことになりますが、屋上緑化への支援策であれ、むしろ、岡山県オリジナルの施策も、あって良いと思うと申し上げました。
 いずれにせよ、今回の緩和にしても、政策判断が遅いです。

 加えて、歳入確保対策として、県立高校の自動販売機の設置料については、入札になっていますが、基本的に、収益部分は、県に入ることになります。
 以前であれば、PTAの管理下に入り、例えば、部活の遠征費用等に使われていたわけですが、それが、県からの配分ということになったわけですが、このお金の流れをクリアにして欲しいとお願いしました。その事務だけでも、手間だと思うのです。

 そもそも、保護者と教員のアソシエーションであるPTA自体が、自販機の売り上げを自由気ままに使うわけがないという性善説に立つと、子どものなけなしの小遣いからジュースを買ったら、その収益が、県に召し上げられるという発想自体が、問題だと思いますとも、申し上げました。


 個人的には、どちらの施策も岡山県らしいと言えば岡山県らしいのですが、それゆえ、基本的な発想に問題があると感じています。


 本日も、忘年会の3連発。今日は飲酒が避けられそうなので、大丈夫です。

  馬場俊英=『明日に咲く花』 http://www.youtube.com/watch?v=GHvjQ-2aSNM

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