2010年12月7日(火)
【改革プランは続くよ、どこまでも】

 今朝は朝一で、児島湾大橋のたもとで街頭演説。金星探査機・あかつきが、まさに、一発勝負の逆噴射で、金星の軌道に突入する時間。頑張れ!!あかつき!!

 そして本日は、43回目の一般質問。傍聴にお越し頂きました皆様、インターネット中継やCATVで御覧頂いた皆様に、心から感謝申し上げます。
 いつもどおりの早口で、あるいはこれが、人生最後の議会質問になる可能性すらあるとの思いから、熱く語ったつもりでしたが、御覧の通り。どうも知事との波長がずれまくった感じで、疲労感が残っております。また、空回りか・・・。県民の皆様にとって、良いこと?????
 再質問にも立ちましたが、こりゃ駄目だという感じ・・・。ただ、なんとなく、プラネタリウムは、大丈夫そうですが、微妙。


 特に、財政構造改革プランについては、尾を引く非常に嫌な答弁が出てきました。
『 もとよりプランは、巨額の収支不足を解消するため、官と民、県と市町村の役割分担等の観点から行う事務事業の見直しなどの改革を24年度までの4年間に集中して行い、その後も、これを維持することによって、持続可能な財政構造を確立しようとするものである。 』

 これはもう、考えられる最低最悪の答弁で、このことは、例えば、業界団体等への補助金カットは、カット幅最大で、基本的には、4年間集中して行って、そのまま5年目以降も、ずっと維持されるということです。
 石井県政が続く限り、文字通り、夢も希望も無く、構造改革期間など、あって無きが如し。

 一方で、おまけに、私は、『のび太の夏休み学習計画』と申しましたが、スピード感なく、えんえんと何かのプランは、言葉を換えながら、練り続けると言う・・・いったい具体的に、何が、いつ、どのように良くなるのか・・・・?
  立派な計画を作っている間に、夏休みが終わるよりは、具体的に、一問ずつでも解いたら?

 実は、今回申し上げたことで、本当に言いたかったのは、下記の内容。私の行政観です。

『 ところで、先ほど申し上げたように、かような経済状況の中でも、企業や同業種団体は、決して、誰かのせいにして手を拱いているわけではありません。むしろ、競争と協調の中で、新たなビジネスチャンスを求めて、積極的に、全く異なる他の業界や、地域貢献活動との関係の中に、活路を見出そうとされています。

 文字通り、「ピンチこそチャンスである」、と。

 しかし、個々に優秀な熱い情熱を持った職員さんがおられるにもかかわらず、毎年のように組織替えを行いながら、結局、前例踏襲の硬直した縦割り行政は、こうした動きに対して、組織防衛論に汲々とし、新しい動きの窓口ひとつ決めることすらできず、応援するどころか、むしろ足を引っ張っているケースがあります。
 本来は、民と民との媒介役として、どれだけ機動的に動けるか、行政に求められている機能は、昔とは全く変わってきていますが、結果として、行政の不作為が、岡山県の活力を奪うことにもなりかねません。
 民間が業界を超えるべく命懸けで戦っている時に、行政が、内部の垣根すら越えられず、テーマ毎に、知事をトップに、部長クラスの連絡協議会的な会合を幾つも幾つも行っていては、タイムリーに動けるはずもありません。
 我々議員も同様ですが、柔軟な発想を持って、組織内を縦横無尽に動く人材、組織の育成が強く求められると思いますが、御所見をお聞かせ下さい。』

  槇原敬之=『冬がはじまるよ』 http://www.youtube.com/watch?v=mz2W8Pty23U

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