2010年10月4日(月)
【どこに「与党」がいるのか?】

 今朝は朝一で、毎月、第1月曜日恒例の勉強会。
 「与えよ、然らば、与えられん」ということでありましたが、まさに、「与」党が、日本には存在していないように思います。もっと言えば、自民党は、政権与党時代末期には、もはや、とっくに「与党」ではなかったように思います。
 そして、責め立てる野党が、板についてきました。

 私利私欲に走る、ご都合主義、隙を見て奪おうとする、騙す、誰かを踏み台にする、利用する、平気で筋を曲げる、裏切る、目指すものは自己実現・・・政権争奪戦という奪い合い。
 今の政治のどこに、他者を生かす、利他愛が、あるのでしょう。謙譲が、あるでしょう。

 自民党も、気がついてみたら、自分の事しか考えない、そういう人間が集まってしまっていないか気になります。自分の事を棚にあげて、相手を攻撃する様は、見苦しく、義理人情で、進んで損を買って出る、赦しの政党、自民党は、本来、こんな政党ではなかったはずだと悲しくなります。
 なによりも、己の体を張って、故郷を故郷の人々を守るのが、自民党のはず。

 かといって、現在の政権与党のどこが与党か。せっかく奪ったものを奪われないように、責任を逃れて、言い訳をしながら、汲々としているだけにも見えます。
 本当に、政治が、世相を悪くしています。何を守るための政治か。

 この頃、議員をこれから志す人も含めて、政治関係者の人相は、びっくりするほど良くないです。純粋さも、「狂」もない。妙に小利口か、上から目線か、何か狙っている嫌な顔。
 根本的なところで、我々は、おかしいのだと思います。猛省せねば。このままでは、政治が日本を潰します。

 五木ひろし=『山河』  http://www.youtube.com/watch?v=E8XPVbvktBI&feature=related

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