2010年7月19日(祝・海の日・月)
【公民館を考える】

 その後、「公民館を考える集い」に。なぜか夫婦で出席。

 全国的に、生涯学習部門・公民館を教育委員会から市長部局に移管する自治体が増えており、社会教育施設としての公民館から、行政サービス機関としての市民センター的な機能になっているとのことです。
 岡山市も、公民館検討委員会が、2000年に、市民参画の公民館の運営の仕組みづくりや専門職員の配置など公民館の充実が提言されていますが、その方向がやや変わることが、検討されているやに聞きます。

 地域にある公民館に関しては、行政に対して、ボトムアップ機能を果たすものであるという考え方を必ずしも私は持っていませんが、「鞭を振り振りチーパッパのスズメの学校」ではなく、「誰が生徒か先生かのメダカの学校」的に、フラットに老若男女が集い学習しあう社会「教育」施設だと認識しています。
 そのことは、様々な立場や状況にあられる方々の「居場所」であることも意味します。

 少なくとも、公民館は、財政面から語られることもある、行政施策の推進の一助を担う行政組織の出先機関たることが主たる任務ではないし、ましてや、連合町内会や婦人会といった地域活動を支える組織は、対等協力関係にこそあれ、決して行政の下部組織ではないということを強く思っています。
 活用、利用頻度が多い方ほど、そう思われるのではないかしら・・・。公民館は、地域を守り、地域が守る鎮守の森です。

 このあたり、軽々な表現は避けたいですが、実は、むしろ、岡山県生涯学習センターのセンター機能強化という観点から、市内の公民館の動きに、非常に強い関心を持っています。
 特に、県内の公民館のセンター機能を果たすべき県施設としては、県内の公民館の先駆事例を紹介できたり、社会教育主事のような専門職や公民館ボランティアといった方々の研修施設として、有効活用すべきだと強く思っています。敢えて言えば、生涯学習センター機能強化には、児童会館の建物が必要です。

 引き続き重大なる関心を持って、公民館に関する動きを注視して参ります。


 なお、公民館に関しては、街づくり団体として、「おかやま未来フォーラム」という勉強会を公民館の講座として開催し、機関紙『WHAT‘S NEW』という冊子を仲間内で自費で、1000部ほど印刷し、それを市内の30を越える公民館に無料で配って回っていました。それだけ公民館の可能性がある、というものを今も感じています。

 『WHAT‘S NEW』は、インターネットも、ミニコミ誌も、今ほど盛んでない、もう15年も前のことですが、多くの方に、無償で執筆して頂きました。ちなみに、当時の私のペンネームは、「一の瀬和也」です。
 資金難等で、VOL。5で、終わりましたが、今も「こころ」を配信させて頂いている当時あった異業種交流会の「社会人ゼミ」の仲間は、それぞれに元気です。
 またやりたいですね。当時は、日曜日の夜に飲むほど、皆独身だったけれど・・・。

 そう言えば、あちこちに、この本を配って回っていたときに、当時某放送局に勤めていた高校の同級生に、わざわざ通りすがりに訪ねて渡したのですが、それが妻でした。思えば、関心があったのでしょう。


 先ほどまで、選挙反省会。個人的には、今日街宣ができなかったことが大反省点。

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