2010年5月5日(水・祝・こどもの日)
【岡山県立児童会館は無くなっても良いのか?】

 その後、岡山県立児童会館に。安近短と言えば、子育て世代にとって、これほどありがたい施設はありません。
 今日が最後の「こどもまつり」ということですが、「最後」という言葉を聞く度に、小さな胸でなく、大きな腹が張り裂けそうです。

 特に、2月定例会で、教育長にまで存続を求めて、答弁で大撃沈したこともあり、今年は、生涯学習センター側の協力も、今ひとつ。それでも、たいへんな数の親子連れで賑わっていました。

 それにしても、本当に、こうした子育て世代が、十分な情報を持って、施設廃止を了とされるかどうか?子ども達や保護者の声を十分に聞かず、誰が決めたんなら?となっても、後の祭りです。


 果たして、耐震構造の調査もしていない老朽化の一点をもって、本当に、例えば来年度撤収予算を確保して、建物ごと壊してしまって良いのか?おそらく、存続していれば、この連休などは、かなり賑わっていたはずの倉敷チボリ公園同様、まずは廃止ありきで、最後の最後までの努力を惜しんでいないか?
 後世の思い出の破壊は、最大の罪だと思います。

 今後、倉敷チボリ公園から救出したコペンハーゲンのジオラマをどうするかも含めて、私は、まだ児童会館を諦めたわけではありません。このままでは、またまた議員生活の中の大汚点です。
 敢えて言うと、岡山県に、またまたがっかりしてしまいます。


 以下、2月定例会で教育委員会が怒った?教育長への質問より。

 『 また、公の施設の見直しで、岡山県立児童会館の廃止を決められていますが、伊島の同じ敷地内で、生涯学習センター、烏城高校と並ぶ「三学ぱる」の一翼を失うことを考えれば、これは、ひとり、子育て支援の範疇の問題ではなく、なぜ、生涯学習の中で、社会教育の中で、教育の問題として考えるという努力をされないのか、なぜ子どもが、科学に対する興味と関心を高め、多様な才能をはぐくむ場を奪われるのか。

 その課では、不要と感じられても、他の部では有効に使えるかもしれない、しかし、手を出さない。すぐ諦める。各担当課だけではなく、県教育委員会も、最後までの努力、食らいついていく気魄を惜しんでいるように思いますが、教育長のご所見をお聞かせ下さい。 』

『おもいでのアルバム』http://www.youtube.com/watch?v=TiwaRSWrgDI

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