2010年3月16日(火) 【『拝啓〜十五の君へ〜』】

 暖かい朝一は、興陽高校前で街宣。風が強く、飛びそうになるので、見かねて幟を持って下さる方がおられて本当に助かりました。

 そう言えば、鳩山(弟)代議士が離党されたとのことですが、『龍馬伝』で、福山雅治のイメージがついた龍馬を気取るのは、いかがなものかと・・・・。幸福実現党も、怒ると思います。

 もっとも、個人的には、学生時代に一挙に読んだ『龍馬がゆく』のイメージが崩れるので、『龍馬伝』を見ていないし、なにより、『世に棲む日々』の晋作派ですから、重くは受け止めませんが・・・。


 その後、岡山中央中学校の卒業式へ。事務所に加えて住民票も、この春に移動した関係で、今後どのように公立小・中学校の式典のご案内が頂けるか分かりませんが、今までご案内を頂いていた卒業式への県議会議員としての来賓出席は、あるいはこれが最後になる可能性もあるので、特に感慨深く見させて頂きました。
 小学校の頃から見てきた子ども達も、多くいます。

 中2の時、家業の陶器店が自主廃業して、母が無認可の昼夜保育園をしていた頃、もう果てしなく悩みは尽きませんでしたが、それでも、中学時代の自分が好きです。我が子は、もう少し先ですが、思春期は、思い切り悩めば良い。人生の全てに意味があるから・・・。
 『手紙』 http://www.youtube.com/watch?v=gOFNs7CLMgc


 一方、亡父や身内も多く卒業した100年以上歴史がある中心市街地にある5つの小学校が、統合して行く中で、私自身も議員として、ある意味、翻弄されましたが、しかし、逆に、他のどの地方議員よりも、地域の方々と10年間以上も、汗や涙を流してきた自負もあります。この間、起きた出来事についても知っていますし、もちろん、小学校も中学校も、校歌が歌えます。本当に地域と地域の方々と地域の学校を愛しています。

 その思いは、もっともっと広く大きくなる、終わりではありません。むしろ、始まりです。愛は無限です。決して、さようならは、ありません。
 2ndステージは、こんな感じです。でも、会うべき方々に、実はもう多くお会いできているようにも思います。
 人生の全てに意味があるから・・・。

 明日の小学校の卒業式は、県議会の日程は、全く配慮されていないので、本会議と重なり出席できないのが残念です。


 一方で、政令指定都市移行に伴い、岡山市主催の行事については、来賓紹介が、市議会議員の先生方が先になりました。政令指定都市では、全国的にそのようです。

 政令指定都市に権限・財源が移譲されて、その市選出の県議会議員は、専ら永田町の代理戦争をしてみたり、全国的に無用の長物のような扱いである傾向もないでもありませんし、県や県議会の創造的破壊を標榜する立場からは、過程においては、これもまた当然のことと受け止めています。
 岡山市側が、そういう御要望であれば、何の問題もありません。

 もっとも、少なくとも私自身は、仕事が減ったという感じは全くありませんし、州議会議員になったらどうするのかな?とは思いますが。


 午後からは、再び広島へ。
 毎年この時期に行われている広島県と中国経済連合会の主催による道州制に関するシンポジウムですが、今年は、「地域主権・道州制シンポジウム」と、新政権になって多用されている「地域主権」という言葉が入りました。

 どうにもこうにも、新政権の「地域主権」という概念自体が不明確な中で、おそらく、「地方分権」の「地方」が「地域」になった意味としては、基礎自治体重視ということなのだと思います。
 そのこと自体は問題ではないのですが、子ども手当のような事実上の機関委任事務が復活したり、国策に振り回される中で、どうも中央集権化が、かえって進んでいるような気がします。

 少なくとも、江口克彦・道州制ビジョン懇談会座長の言われる「地域主権型道州制」を実現して、この国の形を変えるという大改革は、後退しているように思います。道州制議論は冬の時代。時間かかりそう。

 ともあれ、広島を簡単に往き来する感覚は、県議会議員としては持っておきたいと思います。遠くを見ていないと、小さく小さくなってしまいます。

 夕刻のJR岡山駅前には、今日だけのために作ったんか?なんぼかかったん?と聞きたくなるような、ド派手な学ランの卒業生。「友情は永遠」と背中に書いてありました。人生の節目を彼らなりに大切に思っているのでしょうから、成人式も頑張っちゃうんだろうなぁ・・・・。


 そう言えば、山田美香候補予定者のブログに、こないだの「ひょうたん祭り」の瓢箪が写っています。いちごソフトは販売してなかった!
http://blogs.yahoo.co.jp/mika_yamada42/archive/2010/3/14?m=lc

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