2010年1月21日(木) 【大寒の翌日】

 朝一で、大福・米倉橋交差点で街宣して、県庁へ行きあれこれと。さらに、先ほどまで、児童養護施設の理事会。

 人間がより良く生きるとは、対人、対物、対自然であれ、より良い関係を築くことであると思いますが、ここまで難しい問題を抱え、しかし、これからの人生を歩んでいく子ども達が、その関係性の修復あるいは構築をしていくために、職員の方々の役割は、本当に重要です。

 しかし、一方で、若い職員さんが、高い志と情熱を持って、例えば児童虐待を受けた子ども達と接する中で、自らが疲れ果ててしまい、結果として、職場を離れざるを得ない状況があるように感じています。
 こうした施設は、どこも極めて厳しい財政状況の運営になりますが、ハード面の基準や、児童に対して、職員が何人であるとかの決め事があっても、こうした職員を守っていく基準がないことについては、かねてから行政、法律の不備であると思っています。
 なんとか岡山県独自でも良い、支援策が打てないものかしら。


 ところで、子ども手当ですが、こうした児童養護施設にどう支給されるのか、それ以前に、児童虐待をしている保護者にも直接支給されるのか?
 普通なら、親子関係の絆は変わらないにしても、いわば子どもが現金になる施策には、ある種の危険が潜んでいるように思います。

 ともあれ、赤字国債を大量発行して、子ども達にツケを回されるにもかかわらず、参議院選挙前に現金を貰えると、子育て世代は、本当に喜んで良いのかどうか・・・。


 それにしても、人材は育つものなのか、家族を起点に豊かな関係性を築いた者が人材なのか分かりませんが、稲盛会長の言葉を借りれば、「考え方×熱意×能力」というかけ算の答が大きいほど、人材であろうかと思います。

 問題は、考え方ですが、いかなる育てられ方をしようとも、いかなる艱難辛苦があろうとも、ある意味、つまりは自分が幸せと感じられる、自己肯定感がある、あるいは使命感が高い人間こそ、他人をしっかりと認められて、幸せにできるのだと思います。
 妬んでも、恨んでも、足を引っ張っても仕方ねーや。


 本日は、このあと県民局を徘徊し、資料を集めて、PTA役員会を経て、夜には非常に厳しい会合があります。
 いたいけで、かよわい私なので、ある意味、不安ですが、実は、それ以上にもの凄く楽しみです。

 頑張れJAL!ということで、沖縄に行った気分『愛よりも青い海』。
http://www.youtube.com/watch?v=HWiprRlDxII&feature=related

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