2009年7月12日(日)【『その胸のヒーロー』】

その3315 2009年7月12日(日) 【『その胸のヒーロー』】
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 自分宛および4名の方にのみ配信。

 蒸し暑い一日です。朝一で、瀬戸内市長選挙の出陣式の側まで行ったものの、遠くで健闘を祈りました。確かに羨ましいと思う自分がいますが、選挙自体は無風であっても、むしろ、これから先の方がたいへんだろうなとも思います。
 それでも、これが、神様が選んだタイミングなのだと思います。

 そこから市議会副議長就任祝賀会。南区を地盤とされるので、お声がけ頂いたことが本当にありがたく、閉会までおらせて頂き、ご来場の方々に多くの課題も頂戴しました。
 ところで、市長選挙への対応は、市議の先生方も御苦労されていますが、今朝の山陽新聞のような形で、政党が存在感を表すタイミングは、既に時機を逸していると思います。

 晴伸会のゆかたまつりを経て、少しだけ、南区を挨拶まわり。秋以降の事務所について、設置場所について、ほぼ固まってきました。先立つものがないですから、しんどいです。
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 東京都議会議員選挙の結果は、夕方現在不明ですが、状況次第では、一挙の解散総選挙になるのかどうか・・・?思うに、地方分権だけが今回の争点にすべきではなく、そもそも、地方にそれだけの力があるのか?という声もあります。

 やはり、憲法も、奪い取った人権という意識がないため、安易に国家権力にすがったり、逆に改正する論調もありますが、地方分権を不安視する根本に、「お上」意識、あるいは、実は愚民思想があるとすれば、単純に、霞ヶ関の思う壺です。あるいは、本音では、永田町もそうなのかな。
 ある意味、人間は、自ら失敗したり、不幸になる権利もあります。もちろん、他人を不幸にさせる権利はありませんが。

 そもそも、無責任な「お上信仰」で、我が国は限界に来ています。自分から詰め腹を切る武士道精神のある「お上」ではありません。明治維新がそうであったように、地方からでないとうねりは起こせません。所詮、官僚上がりの首長には、本気で中央に逆らう気魄なんてないのでしょう。
 国会議員の中には、官僚にそそのかされて、あるいは、脅されて、地方分権の妨害すらしようとする輩までいます。実名を公表して、落選運動を起こしたいぐらいです。

 最後は、自分が、かわいいのかな。最初から持てる者は、失うのが恐いのです。地方分権は、そもそも、施しを受けたいのではなく、単に返せということなのですが・・・。要は、信用できないんだもの。

 地方分権に必要な3つのゲンのうち、財「源」と権「限」があれば、人「間」は育つ、否、育たないといけないのです。ちなみに、早稲田大学創設者大隈重信候は、「青年よ故郷に還れ」と言っていますが、地方分権に必要なのが、いわゆる在野精神なのです。
 そして、今必要なのは、自己責任の覚悟です。
 地方で、できます。地方は、できます。できるようにすれば良い。

 自分が変わらないと、救世主なんて、顕れはしません。「いつか誰かが」ではなく、「今、自分が」という意識がない限り、結局、政治は変わりません。それで、困るのは、子ども達なのです。

 結局、この国は、誰が責任を負ってるんだ?少なくとも、むしろ、他人に問題を投げつけて、選挙に汲々とする政治家の態度が、責任ある立派なものには、私には見えません。
 だから、奪還する必要があるのです。

 『その胸のヒーロー』
http://www.youtube.com/watch?v=YeMW1iDqwJM

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