2009年6月28日(日)
【全く根拠のない自信と不安(コンプレックス)】

 冗談のように暑い梅雨の晴れ間です。発送作業をしながら、日曜日の午前中に極めて珍しくTVを観ていました。


 それにしても、話題としては全然違うのですが、麻生総理総裁とマイケル・ジャクソンは、なんでこうも人間が違うのかな?と面白く観ていました。

 いったい、麻生総理総裁が根本的には、危機を危機と感じられず、ひょっとして自分には、人気があると思っておられるのではないか?と思えたり、マイケルは、いったい何が悲しくて、そこまで不安を抱えて、整形手術をしなくてはいけなかったのか?凡人からすると、こうした天才のことは、本当によく分かりません。

 どちらにせよ、根本では、自分の価値を他人の評価に委ね過ぎなのでしょう。しかも、自分が想像する他人でしかないかもしれません。本当に苦しいことでしょう。

 蝶よ花よと、何をしても許されてきた自己肯定感の強さと、逆に自分以外の何かを演じることでしか受け入れられなかった自己肯定感の低さが、いかにも対照的で、多分、育ってきた環境で培われた性格というのは、良くも悪くも、人生に尾を引いてしまうもんなのかな、と、つくづく思います。

 ただ、自己肯定感型が高過ぎても低過ぎても、相談相手には向かないし、困ったときに、あまり頼りにならない気もします。
 疑いなく、本当に良い人なのですが・・・。

 私は愛される人間だと自己肯定感が異常に強い人間の無責任な上から目線の行動に、最後には結局まわりが、尻ぬぐいをさせられたり、逆に、必要以上に卑屈になって、責任ある状況に踏み出さないことで足を引っ張られて、イライラさせられる、なんてことは、どこの世界でも、非常によくあることです。

 普通が一番だと思います。自分自身が、自己肯定感がアンバランスなので、特にそう思います。


 一方で、やはり東国原宮崎県知事が面白いです。

 言っていることは、そもそもおかしくないですし、少なくとも、浮ついてはいないです。さすが、捨て身のお笑い芸人、宮崎県民からの大マイナス評価まで含めて、世間の反応を読んでいます。まさにシアターです。
 敢えて言えば、千載一遇のチャンスに、自分の価値を分かってやってらっしゃる、という意味では、一番まともな政治家に思えます。

 民主党も、「自民党の愁眉になびいたからけしからん」的なことを言うのではなく、こっちに来れば、政権交代後即総務大臣だよ、ぐらいな事を言えば良いのなぁ・・・。シアターの通行人になっては、つまらんです。東国原知事には、相手が民主党でも良かったはず。

 誰も、麻生総理にも、マイケルジャクソンにもなれないけれど、東国原知事ならば・・と思わせるだけでも、時代のニーズには合っています。感性も近いです。
 男一匹、人生で一度は、こういう勝負はしてみたいものです。

 ともあれ、選対本部長が、パンドラの箱を開けてしまいしたが、私は、これが、『楽園のDOOR』を開けるおとに繋がることを祈っています。
http://www.youtube.com/watch?v=U4hWSGd1PhQ&feature=related

Copyright (c) 2009 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp