2009年6月16日(火)【『My Heart Will Go On』】

 雷ゴロゴロ。まとまった雨が欲しいですね。一般質問初日。

 昨年の喧騒を忘れたように穏やかな質問が続きますが、これで良いんだろうか?と思います。例えば、20分質問して、知事答弁が3分というのは、私の中では全く考えられません。

 また、部長答弁でなく、知事答弁を求めるのは、交渉が決裂して、二元代表制の県民の代表として、最も公の場で、県政のトップの判断を聞くためです。
 ここで初めて聞いてるのではありません。委員会や電話や個別の交渉で済まなかったから問うのです。また、お代官様に、直訴しているのではなく、我々が議決機関ですから、議決の前提として、執行部の考え方を聞いているのです。

 知事にお伺いができる特権階級が議員ではありません。


 議員が執行部にファイティングポーズをとらなかったら、誰が守ってくれるのか?守るべきものがあるから戦うのです。
 結果、個々の議員など、ボロボロになれば良いのです。

 本会議場の演壇は、リングです。もっとも、こちらの筋書き(一般質問予定内容)は、先に出しちゃってますが。レフリーは、県民の皆様です。したがって、明日、私が負ける可能性も、今回は特にあります。でもそれは、県民の負けかもな・・・。

 ともあれ、馴れ合いをしたら議会は終わりです。


 ところで、県議会議員の定数について、暫定の9−3を人口通り、北区8,南区4にという当然の話の相談。ただ、「南区に、もう一人自民党候補を立てなくてはいけないんじゃないか」という輩も。
 理屈は分かるのですが、今、言われてもなぁ・・・。

 「どうせ時期になれば放っておいても出るから、今から良いんじゃないですか?だいたい、党として、一切、私は何もして貰ってませんよ。」と申し上げました。何が報われるわけでない日々に、単純に、無礼極まりないと思います。
 リスクを背負って、こちらが組織を守っても、組織が一切守ってくれる意思がないのであれば、今回の話は、反故でも良いという理屈になります。これ以上泣かせないで欲しい・・・。

 だいたい、自民党がどうなるか分からない状況ではないでしょうか?再来年の春まで、自民党があるかどうかも分かりません。そういう感覚というのは、私はかなり強く持っています。分かっていながら、組織人として、忠義を果たしているのです。
 タイタニックがどういう状況になろうとも。

 でもいつか、自分の中では、組織の話ではなく、街のために、市、県のためにと必ず昇華させます。自民党の佐藤真治ではなく、佐藤真治だと。いつかきっと、地域の方に、そう思って貰えるように。「貴方が何党の議員であろうと、応援するよ」と。
 これからです。まだ本当に始まっていません。


 政令市千葉の市長選挙の結果ですが、若い市長さんは、トータルでは幸せな人生にはならないかもなぁ・・・と思いますが、永田町の代理戦争だとしても、自民党は確かに敗北したと思います。

 もはや、政策ではなく、理屈を越えて、改革=民主、守旧=自民という極めて単純な図式になっていて、非常に厳しいことになっています。例えば、岡山市長選挙で政党の推薦があったら良いとか悪いとかは、一概に判断できません。

 ともかく、様々な場面で、現状に、誰しも不満があり不安があるとすれば、考えられる最大の逆風の中に、自民党はいます。

 社会に巣くう寄生虫だとまでは言いませんが、民間がこれだけ傷ついている中、政治や議員が無傷でいられるはずがないです。守られている実感が無ければ、逆に、守らないです。
 それでも・・・勝たないといけない。

 『My Heart Will Go On』。終わらないです。
http://www.youtube.com/watch?v=saalGKY7ifU

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