2009年2月23日(月) 【2月定例会開会!!】

 本日から2月定例会が開会。事前審査制を取っているため、真新しいという内容も少ないのですが、青色防犯パトロールの支援を目的とする募金型の自動販売機の設置促進や、農林漁業団体や商工団体等からなる「農商工連携推進センター(仮称)」の設置などがちょっと新しいです。

 おそらく、今議会は、一般質問に立てますので、政令指定都市になる岡山市について、イタチの最後っ屁?のような提言をしようと思います。


 倉敷チボリ公園については、「クラボウに対して」、倉敷市とも連携し、市の案も踏まえた開発計画を早期に示して頂くよう要請するとのことで、倉敷市からの要望(@緑のスペース確保の財政的支援、Aアンデルセン交流館及びカルケバレン劇場を県施設として存続)については、市とクラボウの協議が整っておらず、市の計画も流動的で、具体的なものとなっていないと承知、としました。

 ただ、倉敷市の要望そのものについては、
 @チボリ公園事業が終了し、新たに緑のスペースを確保しようとする市の取組は、倉敷市民のための憩いの場を創出することを目的に、市が自主的、主体的に進められる取組である。
 Aアンデルセン交流館等は、公園の一部として整備した施設であり、公園事業が終了し、公園内の他の施設がなくなる中で、それ単独では、その位置や規模、機能等からして、県施設としての設置意義がなくなる。
 ことから、困難であるとしました。

 倉敷チボリ公園事業検証委員会からの昨年末の報告書については、真摯に受け止め、今後一層県民本意の県政に取り組むとのことですが、ごもっともであると認めたその内容は、
 @岡山市が撤退した時点や経営見直しの時点など、それぞれの
 節目ごとにきちんとした分析や評価がなされていれば異なった意
 思決定もあり得た。
 A閉園に至る経緯について説明が十分でなかった。
 B結局、第三セクター方式であるチボリ公園事業は、公共性と収
 益性の両立というジレンマを内在する、極めて困難なビジネスモ
 デルであった、
 ・・・・・あとの西大寺裸祭りです。備前平野に春が来たなぁ・・・。


 ところで、議会閉会後、故森県議は、昨年12月定例会で在職25年でしたが、我々3期の議員は、在職10年の感謝状のようなものを知事から頂戴しました。
 昔は、財源が分かりませんが、8万円の時計が貰えたらしいのですが、今は、賞状一枚です。

 65歳まで、あと20年あるなぁ、いったいこれからどうなるんだろうなぁ、と思うと、感慨深いものがなく、むしろ、10年間で何をやって来たんだろう?と責めるばかりです。ただ、後悔しても、これ以上できなかったとも思います。

 素直に喜べば良いんですよ〜、と議会事務局の方が言われましたが、笑顔で賞状を下さった知事に対しては、ありがたいと思いますが、嬉しさなど全く込み上げてきませんでした。
 むしろ、責任が重くなるだけで、節目でも、何も終わっていません。

 しかし、一方で、また、初心に戻って、一から始められるチャンスを頂けたことを喜びたいですし、ここまで、健康で元気にやってこられたのも、お支え頂いている皆様あってのことと、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
 感謝の御礼は、当選を重ねて、より大きな議員から「政治家」になっていく以外ありません。54歳の時、どうなってるかなぁ・・・。


 本日は、区割り貼り付けの議論も。武士道的には、情けないことを言う人がいたとしても、党内は、それでも収まるのですが、他会派が収まりません。

 私は、足軽とはいえ、武士でござる、という気魄で向かっているつもりですが、ただしかし、私が、節目の10年目でなく、44歳でもなければ、様々な判断が違っていたと思います。

 どっちにせよ、平素は御立派なご託宣をしながら、いざ自分のこととなると、急に、うだうだと言い出すような輩にはなりたくありません。

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 昨日は、万感の思いを持って、地域の文化祭さらには、新年会のお出迎え。お世話になった森県議の会葬では、派閥の同僚議員と立礼。実は、私が政治の世界に入るきっかけを間接的に造って下さった御恩があります。

 私が初陣の時に同じ選挙区におられた、自民党の大先輩議員、門木、蜂谷、肥田、森先生・・・どなたも、この10年の間に、議場から、おられなくなりました。どの先輩も、自分のことのみに県政を考えることなく、人間的なスケールも大きかったです。翻って、我々はどうか・・・。

 岡山市が政令指定都市になる、道州制の議論が進む、そんな中の県議会議員として、バトンを渡されました。非常に重いです。


 夜までは、久々に友人と。岡山弁を思う存分喋り、バッティングセンターで、時速80Kmに空振りなどなど・・・友達はいいもんだ。

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