2009年2月1日(日)【『おくりびと』と『野風僧』】

 明朝から、岡山市は、有料化のゴミ袋でないと回収して貰えないということですが、本来であれば、事業系で出されるはずのゴミが、周知不足か、悪意を持って、今までのゴミ袋で、いつも通りに出される可能性があります。
 厳戒態勢で臨みたいものです。


 本日は、午後から、消防団の団員確保プロジェクト会議。 岡山市の場合は、実は、4800人の定員のうち、4750人を充足しており、制服の費用面でかさむ面はありますが、女性隊員は、100人体制に、機能別隊員は、今後の課題というのが現状です。

 財政難という意味では、今後の消防車両や装備品のあり方等に影響が出てきますが、組織内のことでもあり、団員としては、詳細は控えます。



 さて、昨日は、2ヶ月に及ぶ忘年会・新年会シリーズのラスト。厳密には、まだ地域の新年会はあるのですが、昨夜は、自分の中で、「お疲れ様でしたぁ」という甘えもあり、「まさに今日が大トリで、真打ち登場ということで、私も飲む気満々で参りました!」などと挨拶してしまいました。

 (こういうことは、言わんがええがなぁ)と思いつつも、あとの祭り。そもそも、昼の婦人会の新年会のはしごで、テンションが上がっていたのですが、地域のことを熱く語って、返杯を全て受けて、2テーブル目で、既に、今朝の4時には起きられない状態になってしまいました。京橋朝市も、立てず・・・うぅぅ・・・。
 もっとも、地域の方との語り合い、そのこと自体には、本気であったので、全くの後悔はないのですが。何より、楽しかったです。


 ご案内の通り、私は、本当に付き合いが悪く、基本的には、二次会に行きませんし、会合で飲酒すること自体が極めて少ないのですが、一方、飲んだ場合は、確実に翌日に響く事態になります。

 平素、飲みませんから、程度が分からず、夜中に、心臓がバクバクするような心持ちになって、飲酒が嫌になります。
 もともと、「生き死に」については、考える方ですし、四十路になって、さらに死を非常にリアルなものと感じているため、やはりセーブしたいのも本音です。

 それにしても、夏のビールの一口こそ美味いと思うのですが、味わって飲んでいる気もしません。
 ある方が、「美味いと思って飲むのではない、酔いたいから飲むのだ」と、おっしゃっていましたが、それでは、酒に失礼だと思いますし、基本的に無理な飲酒では酔いたくないです。

 できれば、今後も、私は、付き合いが悪いことに、させて頂きたいと思います。返杯が、さしでないので、ほろ酔いというのがないのが辛いです。


 ところが、この頃は、「あんたの親父の酒は、ええ酒じゃったなぁ。」と言われる方も、結構おられ、まぁ、確かに楽しかったんだろうなぁ、と、亡父と遊んでいた方々が、羨ましくもあります。

 大学時代に親戚の結婚式で上京してきた亡父が、タクシーの運転手さんに、「沖縄から来た。」だとか「嘉手納基地のそばに家がある。」だとか適当なことを言うのを聞きながら、対外的には、調子に乗ると実に面白い人だとは、思っていたのですが、ついぞ、さしで酒を酌み交わすことがありませんでした。

 亡父は、通夜や法事の席ですら、楽しくやりたいと思っていたふしがありますが、あれはあれで、親戚に気を遣っていたんだろうなぁ、と、今となっては、美しく思い出します。まぁ、酔いたかったのでしょう。



 夕刻になっても、本調子にならないという大義で、本日は、日曜日と重なるラッキーな映画の日。『20世紀少年』も行きたかったのですが、やっとこさで、この頃ちょっと考えることもあったので、 『おくりびと』を観ました。

 私は、中学時代には、あるルートで友人が、高校時代は、銭湯から友人が、映画のタダ券を入手していたので、中・高時代には、呆れるほど映画を観ていますが、当時と比べても、例えば、ジョリー東宝は、ファーストクラスのような座席で、ゆったりと、しかも割引を使えば、安く観ることが出来ます。

 『おくりびと』については、御覧になった方も多いと思いますので、多くを語りますまい。ともあれ、まだ御覧になっていない方は、絶対に観ておくべきだと思います。映画館で。

 自分の身近な人のこと、自分自身のこと・・・今以上に、家族を大切にしたくなります。一緒に飲んどきゃ良かったなぁと、亡父にまで、詫びながら・・・。

 息子としては、先般、たまたまTVで、『フィールドオブドリームス』をやっていて、泣くと分かっていながら、後半を観て、やっぱり泣いたのと同じ涙が出ましたが、親父としては、『野風僧』を歌いたい気分。多分、この歌の酒は、翌日立てなくても、抜群に美味いんじゃないかな。
 http://jp.youtube.com/watch?v=nTYEF1YshdI

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