2008年12月24日(水) 【通天閣のあたり】

 ところで、大阪と言えば、通天閣です。

 通天閣だけ眺めて(下を潜って)帰ってきましたが、界隈は、人格者の超人でない、昔の『あぶさん』のイメージが残っています。日本全国似たような所は、どこにもありません。これぞ大阪の風景です。
 時には、煩雑とも猥雑とも言えるようなあの雰囲気に、誰だって、紛れてしまいたくなるのではないでしょうか。

 そう言えば、小学生の頃、母が我々兄弟3人を連れて、突然、天王寺動物園に行った日のことを覚えています。幼心に、さっぱり訳が分からず、岡ビルの前の遊園地に似た動物園の横の公園で、母はベンチに座っていましたが、なぜこんなとこに来たのだろう?でも、楽しまないといけないな、と義務感で、はしゃいでいたように思います。

 若い頃の母も、有り体に言えば、何があったか知りませんが、やけくそで、大阪に行ったのでしょう。ま、そういうことはあるものです。というか、「私の人生これで良いんだろうか?」と、子どもを見ながら、妻も考えているんじゃないかと思うと、もうドキドキします。

 しかし、不思議なことに、その公園で、なぜか隣の八百屋さん一家と遭遇して、「日本は狭いねぇ」と笑いながら言い合って、結局、それだけで帰っていったのですが、あれはなんだったのか?子どもの頃の強烈な思い出です。
 あの時は、弟もいたので、岡山まで通っていたはずですが、0系新幹線に乗ったのかすら覚えていません。

 ともあれ、あの時、通天閣が見えていた記憶もなく、文字通り、新世界に行くこともなく、それでもあれ以来、私の中では、動物園のイメージが、なにかもの悲しいものになったのは間違いありません。そして、今は、通天閣に行けば、あの動物園が近いなぁ、と感じます。

 通天閣は、50周年の東京タワーとも少し違う、人生の悲喜こもごもを象徴している風情です。通天閣を見て、今日も頑張ろう!と思っている人は、多いんだろうなと思います。


 さて、本日は、これから岡山ゾンタクラブさんが、創立30周年ということで、クリスマスディナーショーが開催されますが、なんとゲストは、歌手の西川峰子さん。なにか、非常に懐かしいです。

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