2008年12月12日(金)
【必要な区のグランドデザイン】

 本日は、一般質問予備日が活用されず議会は休会。登壇の機会があり、県政の重要課題が目白押しなのにもったいないです。特に、経済対策の議論は、いくらしても仕切れないものがあります。

 本日も、県庁で打ち合わせ等々。特に、16日の総務委員会で、付託事件の採決について、行財政構造改革大綱について、道州制の議論が未消化で、個々の委員に、自民党の党議拘束が掛かっているのか、微妙。他党の態度が分かっており、不測の事態は避けられますが、委員長、部会長として、捌ききれない部分です。


 一方で、私の中での幾つかの課題。実は、岡山市の政令指定都市移行に伴う区割り、さらには、区の中心市街地、あるいは、区のグランドデザインをいかに描くかという問題が、背景にあります。

 まず、緑化フェアについて、会期中に、岡山市の政令指定都市移行をし、極めて重要な県と市のコラボになるわけですが、市民との直接の接触に慣れていない県サイドが絡むことで、かえって、機動性を欠いて、盛り上げの阻害要因になっていないかという懸念。
 今後の県市の関係を占う試金石となる重要な事業で、絶対に失敗するわけにはいかないという、県側の気魄が足りないように感じています。

 旧西大寺市街地の中心市街地活性化、再開発とも言える今回の事業は、フェア終了後も、東区の核となる都市公園を残し、さらに、商業施設や行政施設を作り上げる礎になります。特に、JR西大寺駅からの公共交通によるアクセスをここで考えることは、将来に大きな意味を持ちます。

 しかし、均衡ある県土の発展という、県サイドからすれば、岡山市東区の活性化という視点で、市民と共同事業を行うという観点に立ち難く、市側の積極的なフォローがあるのが実際です。

 一方で、集客を考えれば、およそ西大寺地区、東区住民のリピーターだけでは、とうてい賑わいの継続は望めず、ポストチボリ公園的に、全県下、他県からの来場にも期待したいところ。
 内部のイベントもさることながら、外部への働き掛けをすべき県の動きが、私には、非常に鈍く思えます。



 さらに、もうひとつは、南区の今後の姿。
 浦安に区役所が将来的に出来ますが、藤田と並んで、国費も投じた優良な農地が広がっています。
 しかし、今後、外環状の整備に伴い、あるいは、市街化調整区域の線引きを変えるべきだという議論が起きる可能性もあります。
 一方で、岡南飛行場や阿部池をどう考えていくのか。農業、福祉、環境と街づくりの切り口の多い地域ですが、いわゆる南区の中心市街地と考えて、宅地開発、さらなる大型商店等の建ち並ぶ地域にしていくのか、また、工場立地の推進や港湾整備、災害対策など、今後の総合的なグランドデザインを描く必要があります。
 自給自足の自己完結型の街を考えたときに、スケールからしても、南区が個人的には一番面白い区域のように思います。

 他には、いわゆるフリースクールのことについて。


 本日は、休会のおかげで、盛和塾岡山市民フォーラムで、京セラ名誉会長、KDDI最高顧問稲盛和夫氏の『人は何のために生きるのか』という講演を拝聴させて頂きました。死生観や宗教観、人生観等々は、『致知』の書籍や講演会などで、どなたも御案内だと思います。

 多くの方が拝聴されているので、何か感想めいたことは書きませんが、こういう時期だからこそ、「思いやりと優しさをベースに判断する」という言葉に、はっとしました。
 久しぶりの「思いやりと優しさ」という言葉・・・・。私自身が発していませんでした。忘年会で、かえって明るく振るまうよう努力していますが、こういうときに最も大切な事ってなんだろう?と思いつつ、空元気でした。

 下記は、ふざけているわけではなく、最近益々評価されている歌詞。
http://www.jtw.zaq.ne.jp/animesong/so/anpan/anpanmannomarch.html

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