2008年10月14日(火) 【『ぼよよん行進曲』】

 株価は急転しましたが、秋の雨です。いろいろありますが、どうにも明るい話題がありません。本当にすみません。


 さて、黒澤明の映画は、場面とは、ずれたように感じるBGMが流れて、かえって印象深くなります。

 昨夜は、旧出石小学校跡地である下石井公園で、おかやま国際音楽祭のエンディング。午後8時を過ぎてお邪魔したのですが、市長肝煎りの市の事業でもあり、予算や構成についてはよく存じ上げませんが、都心の公園の使い方として、大きな可能性を感じる素晴らしいものでした。この夏には、3年ぶりに、地域の盆踊りも復活しています。中心市街地の確かな未来です。

 ラス前に、郷土出身の中西圭三さんが、『ぼよよん行進曲』を歌われました。子供も小学生になって、『おかあさんといっしょ』を観なくなったので、残念ながら、この曲自体を存じ上げなかったのですが、「あの月まで手が届きそう」と歌詞を変えて歌われた天空のまん丸の月を眺めるにつけ、不覚にも涙が出ました。
 本当に前向きな良い曲です。こういう歌は良いな。
 http://jp.youtube.com/watch?v=Vy6n_2bLvV4


 選挙戦は、本当に嫌なことばかりが見えてしまいます。時には、人間が大嫌いになります。どこか遠くに行きたくなります。できれば、アジアでない外国が良いですが、行けるはずもありません。
 しかし、そもそも悪いのは、我々です。

 かえすがえすも、思います。党も、議会も、どうあれ方向を決めるべきでした。無責任の誹りは免れません。財政危機に加えて、県民の皆様を混乱に陥れた議会の罪は重いです。

 議員は、分かっています。決して、今の岡山県に打ち出の小槌はないことを。おそらく明日の総務委員会も、仕切りに苦しむことになります。いくら責め上げても、何をしようとも、どう立ち居振る舞いをしようとも、どうあれ、明るい未来は、議会にはありません。
 全ての責めは、必ず我々議員一人一人に返ってきます。次期の議席は、無いものと覚悟すべきです。

 それでも、そういうときだからこそ、頭の中に、『ぼよよん行進曲』を思い切り流します。そして、わけもなく笑顔でいようと思います。
 自虐を楽しんでいるわけではなく、なぜなら、長く屈んでいても、私には、ばねがついているから。知ってた?実は、私もよく知りません。多分、私も、恥を知らないのでしょう。

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