2008年9月25日(木) 【『誰がために』】

 王貞治氏と麻生新総理は、同い年らしいです。
 麻生内閣がスタートして、様々な評価が出ています。私は自民党の地方議員ですから、それに相応しい書きぶりが望まれるところです。ただ、もやもやした気持ちが拭えません。

 もしも、私が、ずっと会社員を続けていたら、あるいは、司法試験浪人崩れから、今も、挫折感を抱えたまま、フリーターだったら、おそらく、今回の一連のことも含めて、政治になんの夢を託したか、託すのか、想像するだけで、寂しい気持ちになります。

 おそらく、日々の暮らしに汲々としながら、その原因のひとつでもあるはずなのに、政治が遠い世界の出来事になるのかなと・・・。

 まるで歌舞伎の襲名披露のような大芝居を観ているような・・・。あるいは、逆に、いつのまに、政治は、芸能の一ジャンルになったか。選挙は、一大イベントのお祭りなったのか・・・。
 これはいったい、今、何が起きているのだろう?


 思うに、人から羨まれるほど、血筋や容姿に、ことさら優れたものがあったり、かって神童と言われたほどに、学力優秀で野心もある、そんな人間の方が、世の中は、圧倒的な少数なわけですから、本来の政治は、仮にそういう少数が為政者になっても、普通の人の普通の人による普通の人のための政治であるべきです。
 いや、もっと弱い立場の人のためでしょう。


 少なくとも、圧倒的多数が、夢が描ける、せめて、努力が正当に報われる、当たり前の社会にしたいなと思います。
 それができるための自民党でないといけません。

 ただ、自民党は、いよいよ国民との共感力、共鳴力に陰りが見えています。いったい何を観て、何に想像力を働かせているのか?そんなに、選挙に勝ちたか?勝って嬉しいのは、有権者?か、誰がために戦うか?

 というわけで、友人がカラオケでよく歌う、『誰がために戦う』
http://jp.youtube.com/watch?v=wMAo_Rqldwk&feature=related

 明日で、9月定例会は閉会してしまいます。消化不良。

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