?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?> 2008年8月31日(日)【時代の蕾】
2008年8月31日(日) 【時代の蕾】

 本日は、岡山県私学協会、私立中学高等学校保護者会連合会の私学振興大会ですが、いわば決起大会。

 全国的に誇れる額ではないのですが、長らく守ってきた私学助成も、この度の財政構造改革で、削減対象になっており、急遽大会決議文に追加されましたが、それが承認される前に、来賓の知事と総務部長は、公務で途中退席。大切なのは、決議です。

 1時間とオンタイムで進められた会ですから、私学に通わせる親の経済的な負担感、不公平感、また、それぞれの建学の精神で経営している私学の誇りのためにも、あと20分は、どうあれいて欲しかった・・・・。特にこういう時期だからこそ。

 私も、国立岡大附属幼稚園の前のマリア園と早稲田大学が私立です。今となっては、親も頑張ってたんだなぁ、と思います。
 幾ばくかは仕方もないでしょうが、極端に、保護者の負担や経営支援に格差があるのは、まさに、教育の観点からは問題です。


 本日は、10周年記念の県政報告会。逢沢代議士や市議会の先生方をはじめ、約300名の方にご来場頂き、無事盛況に開催させて頂きました。本当にありがとうございました。

 珈琲とケーキだけで、おもてなしもできませんでしたが、なんと申しますか、選挙はさることながら、政治で戦えという、こんなに後援会の役員の方が熱いというのも、本当にありがたいなぁと思います。それゆえ、これからも、様々な挑戦、勝負ができます。
 なんとなく、おめでとう、頑張ります、ということではなく、コンパクトながら、向かっていく「思い」は、お伝えできたのではないかと。

 願わくば、ご来場頂いた方の中には、知事選挙出馬宣言でもあればということではありましたが、不出馬宣言ではなく、馬場俊英風に言えば、「いつだって俺は本気で次の球を狙っている」宣言をさせて頂いたのであり、必ずしも県議会議員でい続けることはない、という確認が頂けたという意味では、大きな節目になる重要な会でした。

 下記に本日の御礼文の一部を写させて頂きました。

 そのあと、打ち合わせをしながら、余ったケーキを4個食べ、途中で、最近できた「なか卯」で、大好物の親子どんぶりを食べ、小学校PTA主催の宵燈明へ。今年の夏休みは、保護者には特に長かったのですが、本当に夏が終わったなぁ・・・という感じです。


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                御礼

 本日は本当にお忙しい中、また、足もとの悪い中、ご来場頂きまして本当にありがとうございました。設定上、懇親の時間が無く、県政報告会ということで、おもてなしもできませず、なにより、十分なお話もできませんでしたことを心からお詫び申し上げます。

 個人的な感傷に浸るようなことでもありませんが、10年という時間は、本当に重いなぁと思います。初当選後結婚して翌年できた子どもは、小学2年生・・「でけぇなぁこいつ」と思う一方で、歌詞ではないですが、母は、「あれ?こんなに小さかったんかなぁ」、妻は、えっと、・・・変わりません。一方で、父はじめ、大切な方達が、旅立たれた・・・あの人がいてくれたら、なんて言われるかしら・・悲喜こもごもで、10年経ちました。節目の大切な会に、御参加頂けましたことを心から感謝申し上げます。

 家業の陶器屋も廃業して、バブルの絶頂期に大学を出たものの就職もせず(できず)、いわば彷徨っていた自分が、会社員から逢沢代議士の秘書として拾われて、政治の世界に入ったのは、わずか15年前のことです。10年前の今頃を思いますと、翌年の春に、県議選に出馬をしようと決めて、なけなしの貯金で自分のパンフレットを初めて考えていたと思いますが、県議会議員である己の姿は全く想像できませんでした。
 10月に、事務所を辞め、11月には、父が倒れ、当選までには、情けなさ、悲しさ、悔しさ、驚き、喜び、喜び、喜び・・あの半年間は、いったい何度泣いたか分かりません。
 初当選の時のドラマは、今後の人生でも、なかなか越えることができないでしょうが、しかし、万歳の瞬間に感じた感謝や喜びを越える孤独感や恐さ、あの時の原点の気持ちは、絶対に忘れません。

 何もなかった私が得たもの、あるいは得るものは、生涯かけて、皆様に、感謝で返し行く責任があります。奇跡のように、多くの方々に支えられて、今生きていることさえにも、心から感謝を申し上げます。私の命であって、私の命ではありません。今日も、本当に多くの方の時間を頂戴しました。
 この時間を未来に向けて戻していく、その責務を果たして参ります。

 残念ながら、政治の状況は、今日の天気のようにスカッとしたものではありません。特に、岡山県政は、未曾有の危機の中にあります。しかし、大きかろうと小さかろうと、美しかろうとそうでなかろうと、派手だろうと地味だろうと、こういう時にこそ咲く時代の花があります。芽が出てからの成長がいささか遅いですが、少しずつ蕾を膨らませて参ります。
 これからいかなる花が咲くのか、私も、私自身に期待致しております。

 今後とも、どうかあたたかい御指導御鞭撻賜りますよう、心よりお願い申し上げます。また再び、できるだけ早く、共有させて頂ける時間が来ることを心から祈りながら、改めて心から感謝を申し上げます。
 本当にありがとうございました。

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