2008年6月26日(木)【見事な恥曝しの総務委員長】 | ||
本日、自民党議員総会が開催され、消防防災ヘリコプターの契約議案について、明日の本会議で、自民党として可決する決定がなされました。
人身御供としての私の恥曝しが決まりました。謹んでその損な役目をお引き受け致しましょう。 一昨日、総務委員会で、継続審査という答を出したわけですが、昨日、石井知事自らが、党四役に依頼に来られ、急転直下で、党のとしての態度が変わりました。 昨日の動きについては察知し、大方の予想はついていましたが、結果として、総務委員会は、自民党から梯子を外された形になりました。 明日最終日、私は、本会議で、総務委員長報告として、継続審査にしたことの報告を議場で行いますが、それは、自民党から承認されず、翻されて、一転可決になります。 当然、私は、自分でした提案を否定できませんから、退場以外に無いでしょう。前代未聞の総務委員長の恥曝しの図です。 今日は、マスコミ各社からインタビューがあり、「今の心境は?」「他党にどう説明しますか?」と聞かれたわけですが、「党の決定に従います。そもそも継続審査とは、否決ではなかったし、この2日間、議会が真剣に議論しことには、意味がありますし、結果としての新しい判断に従うのは当然かと思います。」と、優等生発言。 いったいTVに、どう映るのか?恥ずかしいことです。 他党への説明については、完全に言葉が詰まりました。他党を県民に置き換えると、私は、説明ができません。知事が、どんな条件を出したのか知りませんし、自民党は、こんなもんかと言われて、違いますと答えるだけの理由を知りません。 もちろん、個人的には、悲劇のヒーローでも良いのですが、密室で、知事から頼まれて、態度をころりと変えたり、決めたりする自民党の評価が、上がるとは全く思えません。 知事にも、自民党にも、大マイナスだと思います。こういう分かり難い決定、あるいは、馴れ合いが、財政赤字を生んだという評価は、避けられないと思います。この説明は、私は、行えません。 ただどうあれ、決断でした。傷ついたのは、知事ではなく、議会ではないかなぁ・・・悲しいかな、チャンスを逃したのかもしれません。 ともあれ、明日私は、否定されると分かっている報告を堂々と議場で行います。心境は、1988年10月19日、いわゆる、10.19の近鉄バッファローズです。 絶対に優勝はない、勝ちはないと分かっていながらのダブルヘッダー第2試合10回裏の守り。誇りに賭けて、見事に守りきってやります。 無駄ではありません。近鉄は、翌年、優勝したのですから。 この6月議会、私は、自分でも見事に負けまくりました。 ただしかし、確かに、試合には負けましたが、勝負には負けていないと思います。少なくとも、私は逃げませんでした。 総務委員会で、議会の良識と根性を示す継続審査を導いたこと、自らの賞与を投げ出して、勝負に挑んだこと。悔いはありません。 岡山県や岡山県民の皆様に恥じることは、一切ありません。 あとは、明日の議決の際には、堂々と退場し、月曜日に、堂々と賞与を供託する、決して逃げません。 明日は、負け試合をとことん頑張ります。 消防防災ヘリコプターがあって良かったねと言われるか、こんなに補助金を切るのに、なんで、ヘリコプターを買ったの?と言われるか・・・・意外に答えは早く出ると思います。 ただ願わくば、今回の条件に、知事の退職金返上があったのだと信じたいのですが・・・それは、まだ聞いていません。 | ||
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