2008年6月2日(月) 【岡山県財政危機宣言】

 本日、行財政改革推進本部会議において、石井知事から、「岡山県財政危機宣言」が発せられました。午後2時20分です。
 臨時の総務委員会は、午後3時に招集していました。約2時間。


 文面からは、なにか気合いの入っていない非常事態宣言ですが、要は、来年度21年度予算が、137億円不足で、編成に赤信号。平成22年度決算で、累積300億円の実質赤字で、軽く、財政再生団体に転落です。

 今すぐできることを始めなくてはいけないのに、委員長として、3泊4日の県外調査を中止したいと言っただけで、一部反発があるなんて・・・信じられません。手法がどうなどという以前に、事態が全く理解できていないのではないでしょうか。スクランブルに、いったい何を考えているんだろうか・・・・?

 今、我が党がなすべきは、議会だけで、幾ら支出の削減ができるかを直ちに示すことです。委員会で減らせることは、即座にすれば良いことです。
 もちろん、一挙に畳みかけていく端緒ではありますが、こういう時でないと変えられないことがたくさんあります。
 むしろ、チャンス!議員定数削減まで持っていきます。


 例え知事が、危機的状況を隠していたとしても、知事の発表の時期に、政治的意図があったとしても、それを攻めてみても、赤字の一円も減るわけじゃなし。
 だいたいが、予算の議決機関の議員が、提案権者の知事だけを批判するのも、無責任の誹りは免れません。

 実質4次にわたる行財政改革で、改革の着手が早かったので、全国で、大阪に次いで2番目に、「危機宣言」を出したというのが、果たして自慢であるかは別にして、やるっきゃないじゃないか。


 明日、知事を本部長とする行財政改革推進本部の下に、財政構造改革プロジェクトチームが立ち上がり、屋上屋を重ねるわけですが、この危機的状況で、議員が、どんな発言をして、何をするかで、資質が分かると思います。

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