2008年3月10日(月) 【一人きりの卒業式】 | ||
本日、行財政改革・道州制等特別委員会で、「岡山市の政令指定都市の指定に関する意見書」を委員長として発議しました。
残念ながら、この期に及んで、まだうだうだという議員や、時期尚早とする共産党の反対があったものの、賛成多数で、本会議への提出を決めました。12日の総務委員会が続いて、17日、採決されます。 私がやるべきのことは、全てやりました。歴史的な第一歩です。 県・市一体となって、来春の政令市指定のために、ここからは、総務省との戦いです。県制度崩壊の序曲です。これが、道州制の明日に繋がらなければ、我が国はおしまいです。 ある意味で、岡山県へ引導を渡すようなところもありましたが、その役ができたこと、ついに、ここまで来たんだなぁ、と感慨深いものがあります。私が、ケリをつけました。この委員会の委員長を望んだのは、まさに、今日のためです。 4年前のこの頃は、私にとって、まさに人生最悪で、「こころ」休刊まで追い込まれたことは、生涯忘れませんが、今朝は、亡父の墓参りをしました。墓前が、卒業式の会場に、一番相応しいのです。 ・・・長かったな・・。 間違いなく、今日、私にとって、ひとつの時代が終わりました。エンディングのタイトルバックに流れる曲は、ここ数日の美輪明宏の『人生の大根役者』・・・。こんなに相応しい歌は、ありません。 誇りを持って、滑稽を演じる岡山市選出の県議会議員の壮絶な自爆行為を見たか。全ては岡山市のため。子ども達のため。ざまぁみろ。 今日ひとつの時代が終わりました。政治家・佐藤真治というストーリーがあるとすれば、第1巻目が、今日終わりました。 しかし、ケロロ軍曹の野望は、決して尽きないのであります!誇り高く顔を上げて、前に前に、あくまで、前に前に、進むのであります!! 2ndシーズンをお楽しみに!! (2月定例会一般質問より) ところで、来春、岡山市を政令指定都市にしたい、その思いで頑張っているわけですが、どこかで、切なさも感じています。岡山市・加賀郡選出の議員として、県議会議員ってなんだろう?県って、なんだろう?と考えない日は、一日たりとてありません。 そして、10年先を漠然と考えるのですが、正直なところ、ぼんやり霞んでいる感じがします。53歳の自分の姿の想像がつかないのです しかし、明日たとえ死ぬことがあっても、「明日は、今日よりも素晴らしい!!」と言い続ける、沈み行くタイタニックに乗っていても、「大丈夫です。あの世は、素晴らしいですよ!」と言い続ける、そのために努力する、夢、すなわち、明日への希望を掲げる、そして、戦い続けるのが、リーダーたらんとする者の役目だろうと思う、今日この頃です。 略 私は、なによりも、やはり、道州制の議論の根本は、800兆円を超える、要は国民一人あたり600万円もの借金を持つ我が国が、このままでは維持できないからこそ、行政機構を組み替えることにあると思っています。政令指定都市もしかりで、つまり、そうしないと、地域間競争に勝てない、生き残れないから私は、推進の立場に立っています。 道州制、政令指定都市論は、決して薔薇色の話ではなくて、生きるか死ぬかの究極の選択の話ではないか。これをしなければ、死ぬからそうするのだ、綺麗事ではない、と考えています。 そして、紛うことなく、市町村といった基礎自治体が自立する中で、県という機構を破壊する、焦点は、今後、そこに移ってくるのではないでしょうか。 言葉は適切ではないですが、これから、どんどん、県が槍玉に挙がってくる、自己否定を重ねていくしかない、益々の苦難の時代が待っていると、私は認識しています。はっきり言って、組織としては、もう良いことはないだろう、と。 それでも、明日の子ども達のために、夢を掲げて、闘っていくしかありません。 | ||
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