2007年12月29日(土) 【困った夜回り先生】

 今日の京橋朝市は、〆市。その後、岡山ドームの地産地消のトラック市と、家族でふらつく間に、うどんだの、コロッケだの、豚まんだの食べまくり、正月の買い物は一通り済みました。ただ、掃除は終わりません。「年度」内に目標を変えよう・・・。


 本日は、消防団の年末夜警も2日目ですが、昨夜は、片山虎之助日本消防協会会長が、市長と中方面の巡視に回られ、また、参議院議長が、衆議院選挙立候補予定者や地方議員をSPを引き連れて激励に回られました。このことは、全国にそうあることではないですから、思うところもないではないですが、どうあれ、名誉なこととも思えます。

 ただ、録画?で出演しているTV中継がされている頃、ある参議院議員が新刊されたばかりの著作を置いて回られたのは、少し悲しくありました。どうしても、彼女の感性が、私の理解からは、イスカンダルの14万8000光年以上に離れています。

 基本的には、待機の状態ですから、激励に来られる来訪者に対して、絶対に失礼に当たらないお迎えをするのは、消防団の心意気です。しかし、それゆえに、妙に選挙前哨戦的な訪問も考えものですし、賑やかしに行く芸能人のような振る舞いは、政治全体の不信をさらに増幅させます。

 党としては、他党の議員がどう振る舞われようが、いっこうに構わないのですが、我が国と国民にとっては、あまりに悲しいし、悔しいのです。いったい、あの参議院選挙は、なんだったのだろう・・・・???

 それにしても、いつからこんなに政治は「軽く」なったのか。この浮ついた感じというのは、なんなのでしょうか・・・。マスコミを意識しながら、人気取りに走るような腰が据わっていない雰囲気に、正直なところ、私自身が、国政不信になりそうです。


 一方で、今朝の山陽新聞に、自民党県連党再生プロジェクトの提言書『臥薪嘗胆』についての記事が掲載されました。
 下記は一部抜粋ですが、これをいかに具体化していくかこそが問題です。我々地方議員は、地方議員として、出来ることを真摯に、ひとつずつでも行っていきます。特に、青年部局は、既に魁として動いており、責任も重大です。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

具体的提言

 近年の選挙においては、国民に直接響くメッセージを効果的に打ち出し、一般有権者個々人の心をしっかりと掴み得た政党が勝利を収めている。いかにして「民意」を掴むか。

 選挙戦は、さながら「民意」という錦の御旗の争奪戦の様相を呈しており、民意の旗印を得た者が勝者となり得る。われわれは、いま一度、国民生活の現実に立ち返り、国民の切実な要望や声なき声に心耳を澄まし、これに誠実に応えて、国の進むべき道を示すという、民意に即した政治姿勢の原点に立ち返らなければならない。

 しかし、一方で、決して無責任な大衆迎合主義に陥ることがないよう、民意の吸収→取りまとめ→政策立案→提案・説明→実行→検証→民意の吸収・・・というサイクルの全ての過程において、個々の議員の資質も向上させながら、未来を見据え、未来に責任を負う「実行力を伴う政策政党」として、我が党は再生しなければならない。

 そのために、党再生プロジェクトは、以下のことを提言する。


@人事改革

 年功序列にとらわれない大胆な若手登用や、慣例を廃した適材適所の人事配置を行い、さらに風通しの良い組織を構築する。職域団体の御意見を伺うにつけても、その分野のプロ、オーソリティをつくる必要がある。

                  略

A議会改革

 政務調査費等の透明化、費用弁償見直し、さらに、議員定数削減は、可及的速やかに議論の俎上に載せるべきである。
 特に、政策提言機能強化のために、中山間地域振興、障害者施策、環境問題、入札制度など、委員会・部会横断的な様々なテーマ別の研究会を作るべきである。また、各議員連盟、当選期別勉強会等のさらなる充実を図る必要がある。
 これらの成果については、ローカル・マニフェストとして、毎年公表できる形にするのが好ましい。

B国と地方の連携強化

 選挙協力のみならず、政策で繋がるのが政党であるのは言うまでもないが、国会議員、県議会議員、市議会議員の政策の連携ができていないのが現状であり、最低でも年に1回以上は、地元選出の自民党国会議員との定期連絡会議の開催が必要である。自民党地方議員研修会の開催など、県内の保守系の地方議員が一同に会しての勉強会、懇談会を行う必要がある。
 また、我々は特に、党費の問題、政党助成金の問題等、党本部に対して我々地方の声が正確に届き、それが、党運営に反映される体制の構築を強く求めるものである。

C新たな活動モデルの構築、新たな支持層の掘り起こし

 友好団体との政策対話を単なる年中行事のレベルから大きく拡大し、日常的な交流をより緊密化するとともに、政策と対話、さらに新しいツールを駆使して支持のウイングを拡げ、新産業、新分野、新規団体への大胆で積極的なアプローチを行い、新たな支持層の獲得を目指すべきである。

 そのために、県連執行部と地元議員参加で、中山間地域、介護現場、教育現場などに直接足を運び、自民党県連移動政務調査会や自民党セミナーを開催することも考えられる。

 また、月に1回程度、学生、社会人を中心に、政治経済に関する講座を行い、将来自民党を担う、あるいは、地方議員を目指す人材を発掘する自民党塾を開塾し、将来的には、学生部を設置することも考えられる。


D広報戦略の充実

 地域の問題や、きめ細かくわかりやすい広報を展開するために、「あさかぜ」等で定期街頭演説活動を行う。また、自民党県連ホームページを充実させ、自民党県連目安箱や相談日を設置すること、あるいは、県連として広報紙を作成することなどが考えられる。
 例えば、ローカル・マニフェストの達成度の公表など、政策実現の進捗状況の報告を行うべきである。さらに、定期的に、マスコミとの意見交換会を開催するべきである。

Copyright (c) 2007 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp