2007年11月11日(日) 【水琴窟】

 本日も、結果として、幾つかの会合にお邪魔できなかったことを心からお詫び申し上げます。秋の行事は、今週と来週の日曜日がピークです。


 少しずつ夕刻に向けて曇って肌寒くなってきましたが、朝一で、三世代グランドゴルフ大会。健康で、親子三世代が、地域のグランドゴルフ大会に和気藹々と出場できる以上の幸せは、そうそうありません。

 さらに、昨日寄贈され、玄関に飾られている水琴窟を見せて頂きました。水琴窟は、底に穴を開けた瓶を伏せて地中に埋め、水滴が落ちると音が響く仕掛けで、日本庭園独特の風流な庭師の職人技です。この地域には、20年かけて研究されている方がおられます。

 小学生の反応は、すこぶる上々で、「癒される、心が落ち着く」という声があり、子ども達も、ストレスが溜まっているのでしょう。病院にも置かれている例があり、自然の織りなす音は、癒し効果があるようです。今後、この地区の古くて新しい名物、文化・伝統に育っていくことになると思います。


 そこから、男のすなる料理教室が人気の一宮文化展を経て、枯葉が舞い落ちる中、多くの来園者で賑わう後楽園の「第14回岡山きもの園遊会」に。今年のおかやま着物文化人は、桧山うめ吉さん。後楽園に、和装は、実に映えます。


 昼には、地元消防団の前消防分団長の叙勲祝賀会。分団長時代に、代議士秘書で入団させて頂き、妻との結婚に関しても、事実上の仲人で、たいへんにお世話になっている方です。

 来賓のような形で御挨拶させて頂き、カラオケも1曲。そのまま1局にはならず、地元学区の「ふれあい祭り」へ。「おやじの会」の新参者として、会の最後と撤収の方には、参加できました。一人の保護者としては、非常に楽しいです。


 ずっとそうなのですが、設営や撤収もしないのに、お祝いや激励と称して、様々な会合に、手前勝手な挨拶だけに行く、政治業界の「要領」というものに、私自身、不信感や申し訳なさ、さらには、疎外感があります。

 お招き頂いておれば、堂々とお邪魔もできますが、特に飛び込みの場合は、これが、いわゆる「美味しいどころ取り」を狙っていなくて、なんなのでしょうか。もちろん、「枯れ木も山の賑わい」と、喜んで頂ける場合は、かえって恐縮もするのですが。
 お客様にはなれても、絶対に仲間にはなれないのが、議員という人種ではないのか、と、だんだんと性格が悪くなる気すらします。

 議員が、様々な方の汗や努力を例えば選挙のために、一方的に利用だけしているような腹が見えて嫌になることもあれば、しかし、顔を売りなさいという要請もあったり、よほど、ずうずうしいか、自惚れが強いか、つまりは、鈍感でなければ、この業界は勤まらないのかな。
 あるいは、もう人と会うのが、好きで好きでたまらないという体質が必要なのかな。

 それでも、常に、対行政を意識し、議場に持っていくものを探す感性は、持っていなくてはいけません。そのために、選んで頂いたのだから。つまりは、たとえ短時間でも、責任を負って回るということです。課題を撒きにではなく、回収に回っています。
 そして、その答は、議場にあります。

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