2007年10月10日(水) 【資産なら、ない】

 今朝は、すがすがしい秋の空。今朝の朝刊に、県議会議員の資産公開。報告すべき資産がない4人の議員の中に、すがすがしく、入ってしまいました。すがすがしくって、涙が出らぁ!

 この資産公開にも説明が必要です。
 選挙直後の4月30日現在に、預貯金は、定額・定期貯金を指す訳ですから、そんなものがあるわけがありません。一方、当座生きていく十数万円の普通預金は、無いと生活が出来ませんし、財布の中の瞬間風速を公表している訳ではありません。
 ありがたいことに、基本的に非常職公務員として報酬が出ているので、おかげさまで、安定した?生活はさせて頂いております。何かあればの今の頼りは、昔に加入した郵便局の養老年金保険です。
 大丈夫です。生きていけます。


 平和町の亡父が残した資産を遺産相続しているのではないかという声もあるかもしれませんが、自主廃業した陶器屋の元倉庫を立て替えて、ワンルームマンションの6Fのビルにする建築の際の連帯保証人に、そもそも私はなっておらず、したがって、その建築費の膨大な債務も含めて、母と兄に全てお譲りし、一切の相続放棄をしています。
 もちろん、私の部屋もありますが、1Fの事務所と他の方の持ち物の駐車場代金を含めて、10万3000円を大家に、しっかりとられています。私は、ただの店子です。

 さらに自動車ですが、確かに、私の車も、資産のようにも見えます?が、実は時価100万円を越えるような、要は、取得価格100万円を超える自動車を資産というのです。
 私はいまだかって100万円を超える自動車を取得したことがない、つまり、新車を購入したがなく、また、現在の車も、8万円で譲って頂いた(12月車検です。また、出費が・・・。)ので、資産ではないのです。


 家業を廃業して、二世議員でもない地方議員に、貯めたって選挙で使うのに、資産なんて、あるわけねーじゃねーか。
 おまけに、中国地方全部の県議会議員を出すものですから、他県の議員にも心配されるだろーが。

 立って半畳、寝て一畳、天下とっても二合半。なにより、議員の活動は、有形無形のお金には換算できない人間関係という資産があるのです。

 将来に大きな不安がないと言えば嘘になりますが、こういうときは、馬場俊英の・・・毎日か!
 むしろ、借金がない、実はローンもない、これが良いです。


 そうは言うものの、感動を演出しようと、我が子を抱きしめ、「お前が、わしの資産じゃ、宝物じゃ!」と言うと、息子が、「ううっ・・僕、1まんえん・・・」。
 ・・・安いのぉ。資産報告できんがな。

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