2007年9月17日(月・祝・敬老の日)
【備前300年の大計】

 自民党総裁選挙がスタートし、昨日の東京での街頭演説で、麻生、福田両候補の間に、小池百合子前防衛庁長官がTVに映っている姿を見て、いよいよこの人は、政治の天才だな、と思いました。個人的には、小池総理の誕生を強く望みます。したたかさはもちろん、よほど度胸が据わっています。

 中央の自民党青年局では、急遽、総裁選挙に伴う「公開討論会」の開催が決まりました。9月21日(金)の午前に党本部で開催ということで、県連青年局長として出席予定です。

 今朝には、逢沢県連会長も駅前で街宣されましたが、明朝も、「あさかぜ」で、街頭に。年内に、宣車では15回以上は出来そうですが、個人でハンドマイクで街頭に立つ日も、遠くないと思います。


 本日は、朝一で、総合グラウンド内のある施設の調査。ちょうど講習会中で、そうでなくても駐車場などは、既に限界に来ていると思います。長期的には、一等地に施設更新や公舎建て替えということにはなりにくいように思います。


 そこから、ある町内の敬老会。私の場合は、挨拶というよりも演芸に近く、小咄を緊急に練習し、ネタを増やして、披露させて頂きました。多少なりとも喜んで頂けて良かったです。
 孫のためには、元気で長生きされるだけで、お年寄りはもう十分に役目を果たしておれます。1日でも長くお元気で過ごして頂きたいものです。

 昭和14年生まれの実父母ですが、亡父は永久に高齢者にはならず、しかし、母には老後の安心があるわけではないというのは、息子としては忍びないものがあります。高齢者の方々の安全安心のためにと、政治に携わる者は、いくらも綺麗には言えますが、実際に一人の息子としては、ある種の悔いは、今後も背負って生きていかなくては仕方ありません。



 午後から、市民会館で、岡山世界遺産登録推進決起大会。もちろん、ここのところ盛り上がりを見せている岡山藩郡代津田永忠の事績群の登録を目指すものです。
 決起大会に相応しい立錐の余地のない数の動員があり、なにより、地道な講演等を重ねられ、いわばファンが着実に増えています。関係市長もパネリストとして参加。

 永忠が関わった後楽園や閑谷学校はもちろん、水門や水路橋、井田、防波堤、堤などの文化・土木遺産群という、ある意味、斬新な切り口で文化遺産を目指すということで、例えば、閑谷学校単独でというよりも、スケールも現実味も高まった感じがします。

 備前が行くなら、高瀬舟で備中もと思えますが、来年1月の文化庁の審議結果が出るということで、結果はもちろんですが、ともかく、地元の盛り上がりが一番大切なように思います。


 備前県民局は動いていますが、シンポジウム等が各種選挙の時期とかぶり、県議会では、明日からの一般質問戦で誰かが取り上げるかもしれませんが、まだここから。

 もちろん、文化の切り口もありますが、こうした話題が全国に発信されるということが、観光振興にも繋がると思います。産業労働警察委員会でも、多いに、風を送らさせて頂きたいと思います。

 また、平成22年秋の『第25回国民文化祭・おかやま2010』に向けて、山田方谷、熊沢蕃山、津田永忠といった岡山の県民性や、精神性にも影響するような偉人について、再考する必要があるように思います。つまりは、陽明学ということで、松陰や晋作も繋がってきますが、要するに、根っこがあるということです。


 それにしても、300年後、吉備高原都市や岡山空港3000m、玉島ハーバーアイランド、真庭産業団地、岡山情報ハイウエイ、児島湾締め切り堤防、笠岡湾干拓地などが、水島コンビナート以上に評価されると良いのですが。

 永忠の仕事の凄さは、治水も干拓も人材育成も、何百年後も仕事が生活の中に生きる開発をしたということで、まさに、備前300年の大計であるということです。

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