2007年3月12日(月) 【電車通り】

 本日も朝礼に、行政改革等特別委員会。倉敷チボリ公園の先行きが、どこまでも不安です。20億円の岡山県が大出資者で、地元企業を巻き込んだという一義的な責任を負うにしても、チボリ社の160億円もの資本金については、一度数字を整理すべきではないかしら。もはや、3分の2は、存在していません。
 冷徹に見た場合、百数十者に大きな損失を与えて、出資金の回収は、遙か将来においても、極めて困難になっています。


 西川橋交番の向かいで、平和町一番地区市街地再開発事業のための取り壊しが進んでいます。紆余曲折ありましたが、この28日が、起工式です。
 続いてれば、100年を超える佐藤陶器店があった場所を含んだ再開発で、様々な思い出が、これでやっと眠りにつくような気がします。気がつけば、あの頃の主要な人々は、とっくにいなくなっています。

 柳川事務所の中でストーブにあたりながら、路面電車を眺めていると、そのレールの響きに、位置も交通量も異なりますが、佐藤陶器店の小売りで働く母の横にいた小学生の頃を思い出します。電車通りを突然の通り雨に駆けていく人達を店の中から眺めていた頃です。
 夕方には、祖父と表の売台をしまい、岡ビルの前を通って、遊園地の前の陶器店の倉庫のある家に帰っていました。中学2年生の時に家業が倒れるまでは、いろいろあっても、必ずしも人生は難しくなかった、あるいは、なにも気がついていなかったのでしょう。
 事務所の位置に拘ったのは、こうして電車通りを眺めていた頃の思い出が壊れていくことを潜在的に感じていたからかもしれません。良いことばかりではなかったのに。

 電車通りは、マンションが建ち並ぶ桃太郎大通りに変わり、岡山市の中心市街地は、どんどん変貌していきますが、やっぱりこの街が大好きだな。私の政治の原点は、この街です。
 無料駐車場完備のさとうしんじ後援会柳川本部事務所では、皆様のお越しをお待ち致しております。ただ、きっと私はおりませんが。

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