2006年10月20日(金)
【母校に『錦の袈裟(けさ)』】

 その後、母校岡山大学教育学部附属中学校へ。毎年、開校記念式典で同窓会の先輩が祝辞を約30分語るという伝統の中で、59回目の今年は、32期生の私が、中学時代の思い出話なぞをしたわけでございます。

 もっとも、私が中2の頃に、かなり広い意味では政治家に分類される県議会議員ほど怪しい人種はいなくて、そんな「偉い」おっさんがやって来て、勉強も部活も頑張りましたというような、自分とかけ離れた話などされても、実につまらないでしょうし(ていうか、そんな話は私にはない)、政治や難しい話など一切せず、家業がなくなって、また、長距離走大会でドべになった話などを予定時間より短くしました。あとは、同窓会からのエール。

 久しぶりに、「にきび」や「運動能力テスト」という言葉を吐きましたが、まぁおもしろいけれど、とても立派な先輩とは思わなかったろうなぁ・・・。

 懐かしい体育館、大学生である教生の先生もずらっとおるわ、生徒、先生含めれば、700人の前で、ぶちかまして参りました。その評価は、よく分かりませんが、あれだけ生徒が笑ってりゃ、楽しかったのでしょう。本当は、泣かせたかったのですが。ま、半分は、選んだ方の責任で・・・すみませーん・・・
 しかし素晴らしい体験の機会を頂けたことに感謝です。

 もう一度帰れるなら、私は間違いなく中学2年の夏を選ぶでしょうが、あの頃の私が、今の私にYESと言えるよう生きていきたいものです。今日は、あの頃の私が、変なおっさんじゃったなぁ!と言うぐらいのことはできました。なんとなれば、座って聞いている「私」に、話していたことがたくさんありますから。
 私が、一番裏切りたくないのは、あるいは、あの頃の自分自身かも・・・。そして、一番伝えたいのは、「自分から逃げない(現実を踏みしめて立ち向かえ!!)」ということです。

 母校の附属小学校も、今年は、なんと130周年!!


 それにしても、「母校に『錦の袈裟』」というタイトルは、落語好きなら、うまいっ!って感じです。

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