2006年7月5日(水) 【心のふるさとへ】

 北朝鮮には、困ったもんだ。

 本日は、明朝の平成18年度県政懇談会に、産業労働警察委員長として出席するため、上京致します。
 毎年恒例のオール県庁、議長、副議長、各委員長のオール議会、および地方団体による地元選出国会議員の先生方へのいわゆる陳情活動です。

 こちらは、お願いする立場なので、国会の先生方がどうと言うわけではないですし、国会の先生が望んでおられるとも思えないのですが、どうあれ、いよいよこうした儀礼的なことは終わりになるのではないかなと思います。

 私も永田町勤務の時に、年末に、各市町村からそうそうたる方々が大陳情団となって、たいそうな要望書を作られ、、議員会館挨拶回りに来られていましたが、壮大な無駄と物見遊山的などこかに不真面目さも感じ、納税者の一人としては、いかがなものかと思っておりました。

 財政難と地方分権の時代といわれる中、そういうものが簡素化される流れにあるのに、相変わらず、超財政赤字の岡山県が、こういう形で、大挙お上りしなくてはいけないのか、疑問に思います。しかも、会場は、午前8時から都内超一流ホテルで、我々は、別の場所に、前泊しなくてはいけません。そのため、議長主催晩餐会(←会費5000円)も、今夜あります。これも皆、実は、しんどいのでは???特に、議長は、本当に激務です。

 また、本音を言えば、自民党の有力議員は、ご多忙で来られない場合もあり、いきおい、政権与党以外の国会議員の先生方に、県のお願いをする舞台を作るのも、我々自民党議員としては意味がないのではないか?という声もあります。

 誰が悪いというわけでもないし、実は、誰も良いと思っていないですし、議会でも問題になっているのですが、なぜか止まらない。謎の行事です。
 おそらく、来年はないのでは・・・・。



 とは言うものの、実は、こういう上京は、いろいろ考える機会にもなります。特に、寝台特急の上京など思い出に残っていますし、最大限時間を有効に使わさせて頂きたいとも思います。
 中田は、人生を旅に例えましたが、なにか自分だけの贅沢な旅の時間が、ぽんと与えられた感じです。

 前泊になる今日は、敢えて、母校早稲田大学を訪ねようと思います。大隈講堂に、いろいろ話したいことがあります。
 来春の選挙を前に、今まで自分がしてきたこと、これから自分がしていくこと、していきたいこと、「心のふるさと」で、語ってこようと思います。なんかいろいろあるなぁ・・・でも、俺は・・・と。
 雨かもしれませんが、それもまた良し。

 中途半端なままの卒業式の日は、結局、キャンパスに行けませんでしたが、今は、明治通りから先にも進むことができます。
 変わっていく、しかし変わらない自分を確認できる故郷があることは、本当に幸せなことです。20年前の自分が、うずくまっている場所には、未来の自分も、きっといるはずです。
 私の問と私の答があります。

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