2005年7月4日(月) 【『高杉晋作と奇兵隊』】

=======================================  かねてから来岡されていた劇団はぐるま座の秋の岡山公演の詳細が決定しました。出演しない劇団員が、公演をしたい場所に先乗りし、数ヶ月かけて実行委員会を編成し、後に、本隊が入り上演するという、商業ベースに乗らないスタイルを貫いておられます。そう言えば、私も、「劇団ひびき」のメンバーだった時には、チケットを売っていましたが。
 今回は、ある方からご紹介を頂いたのでということですが、多くの劇団がそうであるように経緯やスタイル等に幾分戸惑いがあったのも事実です。しかし、尊敬する元岡山市議会議員小橋留男先生が、実行委員長をされることでもあり、公演をやられるからには、その成功を祈り、支援させて頂きます。
 ともかく血が滾る舞台です。
 タイトルは、表題の通り、『高杉晋作と奇兵隊』。
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      ↓ 詳しくは

 私は尊敬する人物に、高杉晋作を掲げています。血が滾る幕末のヒーローと言えば、圧倒的に竜馬の人気がありますが、私は、大局を見て周旋できる竜馬には、起業家、経営者、もっと言えば、政治家の才を感じます。いつの時代でも、きっと成功した人だろうなぁ、と思います。

 一方、晋作は、天才「革命」家以外の何者でもないと感じます。私は、人間的にも非常に欠陥の多い晋作は、まさに、時代が呼んだその時に一瞬しか咲かない花であったと思います。
 ある意味での躁鬱気質は、むしろ、時代の方が、必要な時に、晋作を呼んだのではないか。とても、真似はできません。

 自分を大切にしない投げたような非常に冷めた部分と、一瞬の生命を輝かせる、ほとばしる情熱が、一人の人間の中で交錯する。「たかが、されど・・・」。孤独好きだが一人は嫌い、獅子座生まれは、こういう気質の人が多いです。あ、私も獅子座だ。
 「おもしろきこともなき世をおもしろく」という辞世は、やはり晋作のもので、他の誰も詠めません。


 ただ、捉えようによれば、身分制度を自ら否定し、刀狩り以来、いわゆる百姓や相撲に武装させ、兵隊にして、時の権力打倒に向け蜂起したリーダーではないのか、そういう味方もあるのかな、とも思います。そこだけ捉えれば、「革命」です。

 もっとも、これは、手段に過ぎないわけで、そこには、松下村塾における吉田松陰との師弟関係があり、日本国を愁う愛国の誠があり、大和魂をもって、尊王攘夷から尊王討幕開国を目指したのであり、共産革命ではありません。

 要は、日本国のために、己の身を投げ打ち、自ら血を流す革命的な指導者としての晋作に惹かれるわけです。

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     『高杉晋作と奇兵隊』岡山市公演

 とき  9月1日(木)午後6時30分開演(開場午後6時)
 ところ 岡山市民文化ホール
 主催  岡山市公演実行委員会
 後援  岡山県、岡山県教育委員会、岡山市、岡山市教育委員
     会、市PTA協議会、市子ども育成会連絡協議会、県高等
     学校PTA連合会、新農業経営クラブ、岡山県吟剣詩舞道
     総連盟、山陽新聞、山陽放送(予定含む)
 前売券 一般3000円、小中高生1500円、大学生2000円
       (当日は、500円増し)

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