2005年6月20日(月) 【家族のあり方】

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 あまりの空梅雨に農作物への影響が気になります。このままでは夏の渇水は避けられず、逆に集中豪雨で返って来れば、被害は甚大で、この夏に向けて、緊張感が高まります。
 本日は、次世代育成・男女共同参画特別委員会。今日からクールビズ対応。議員は、クールビズ、ネクタイ・スーツ着用様々でしたが、委員長の私は、上着は脱ぎましたが、するなら、いつものようにだらんとでなく、きちんと締めろと言われつつ、ネクタイはしました。公式の場で、委員長として。
 地球温暖化対策の趣旨には賛同しつつも、委員会は、公式の場であるということでの政治的妥協の産物で、我ながらいかにも中途半端です。ただ、一番普通だろうとも思います。
 かえってまちまちですが、しまいにゃ、どうでも良くなるのかな?
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 「男女共同参画」という概念については、天下国家で論ずるべき部分と、対処療法であれ速やかに解決すべき部分と両方あるのが事実です。

 例えば、喫緊のDV被害者の支援に、まずはイデオロギーは関係ありません。児童虐待への対応もしかり。そして、その根本原因に戦後日本の闇があるとすれば、長期的な視点、大局的な視野で、施策レベルではなく、政治思想のレベルで、変えていかなくてはいけないこともあるのでしょう。

 ただ、例えば、職場で働きたい女性にとって、子どもができたら、せめて就学前ぐらいまでは、経済的な不安が全く無く子育てができ、就学後は、円滑に職場復帰でき、専業主婦は専業主婦で、地域と関わりながら安定的に生活できる社会ならば良いのですが、仕事と家庭・子育ての二者択一を迫ること自体に無理があります。

 個人的には、女性に、「仕事をするな家にいろ」ということ自体、現実的ではないと思いますし、仕事がこなせる女性は、家庭もこなせると思ってもいますが・・・・。それは男も同じかも。


 午後から、事務局長を務めている「児島湖をきれいにする議員懇談会」。国の事業ですから、問題になっていませんが、300億円以上突っ込んだ浚渫工事の成果も、今一つ良く分からない中、やはり、流入に着目し、端的には、下水道事業を進めていくしかありません。

 来年度は、湖沼水質保全計画も第5期に入りますが、相変わらず、水質は、環境基準の2倍。ユスリカも飛びまくり、頭が痛いところです。


 特別委員会後の委員長の勝手な企画による任意の勉強会には、4名の議員が参加して下さり、本日は、少年補導員の方のお話を伺いました。岡山県下には、警察に属する少年補導員は、女性のみの37人が活躍されています。

 先日岡山県警察本部が発行した『明日を信じて』は、珠玉の出来です(但し非売品)が、少年補導員の方々が体験を基に編集されたもので、全て県警のホームページにアップされる予定です。

 「最初の一声が肝心」「どこか誉めてやること」などが、信頼関係の構築になるという話や、子どもが、立ち直ることができるかどうかは、親によるところが大きい、という話が印象的でした。


 次世代育成男女共同参画特別委員会の話は、突き詰めれば、全て家族のあり方の話になります。

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