2005年5月17日(火) 【「競争と協調」】

 総会シーズンのこの時期は、挨拶の内容に頭を悩ませます。
 今年の幾つかの地域の連合町内会総会には、夏の大規模な一斉落書き消去に備えて、地元コンセンサスを頂戴するため、県・市の担当の方に説明に行って頂くという段取りもあります。
 一方、各種団体や業界の総会では、その会の抱える課題に対する言及、あるいは、意見開陳は不可欠ですから、行政等との確認作業というのもあります。
 本日は顧問を務めさせて頂いているある業界の総会で、厳しい時代に、「競争と協調」で行こうという話がありました。さらに、「量と質」の話になり、「安売り」というのは、「量」の話であるが、「儲け」が、「質」の部分である。質を保ちながら、競争・協調しよう、とのことでした。
 業界としては、一人勝ちは勝ちではない、ということですが、地域の会合でも、大が小を呑んだり、騙したり、黙殺したりするような冷たい話への苦情が多いです。
 己が良ければ他人の事などどうでも良いという、せちがらい世の中ですが、「競争と協調」に共存共栄の道があると思います。

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