2005年1月14日(土) 【連立与党】

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 久方ぶりの暖かい雨も県北の雪に与える影響が心配です。本日は、この4月に行われる新生・浅口市の市長選挙候補予定者の事務所開き。文字通り振り込みの雨となることを祈ります。
 午後からは、連立政権を組んで早7年になる友党である公明党の新春のつどい。昨年の市長選挙の絡みもあって、今回初めて出席させて頂きました。神崎代表の来岡もあり、大盛会。各種団体の長も勢揃いで、正直なところ、かなり驚きました。
 わが党は、国民政党という表現ですが、「大衆とともに」という立党精神の公明党との連立の中から、例えば、児童手当の拡充などの施策も生まれており、政党として切磋琢磨しながら、国民に資する日本国の政治の安定のために良い関係が続けばと祈ります。
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 市長候補予定者の20歳になったばかりの御子息の手紙に、会場は感動の涙に包まれました。物心ついてから、祖父の代からの選挙というものが大嫌いだったが、今は、尊敬する父を応援し、生まれて初めての選挙の投票用紙に、父の名前が書けることを誇りに思う、という内容でした。
 むしろ来賓の議員の方に身につまされて、わしらが泣いてどうするん?というような、実に堪える内容でした。みんな家族に迷惑かけとるな〜。

 政治家に限らず経営者もそうでしょうが、幼少の頃から否応なく人生が巻き込まれる、いわゆる二代目・三代目が、親の背中を見て感じていたこと、比較の中での苦しみ、本当にしんどいことでしょう。
 ましてや、選挙が日常にあるというのは、本当に特殊です。親は、半ば好きでやっているわけですが、子供には本来関係ないことです。

 私は継ぐものもなく、継がせるものもなく、子供にそれを期待もしていませんし、我が子には、私のように思春期に家業が無くなる経験は予定されていませんが、いつか彼が、なにか辛い思いもするかもしれないなと思うと、少し申し訳なくも思います。

 ただ、宿命というのは、そうしたものです。誰だって、多かれ少なかれ、背負っているものがあります。

 抗うことができない宿命の中でも、天命を感じ、使命を果たせば、運命は変えることができます。下駄を履いて生まれてくる者がいたとしても、結局は自分の人生は自分で切り開くものである、少なくとも、男にとっては、どういう形であれ親父は越えていくべき壁です。

 などと雨の中考えていましたが、もっとも、我が子は、まだ、おねしょもする5歳児です。
 「功名が辻」ではないですが、議員の妻が、たいへんですら。

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