2004年5月29日(土) 【マスコミの穿った見方】

 話はがらりと変わりますが、昨日の市町村議員の方々との交流会の後で、ある全国紙の支局記者が、「これって参議院議員選挙対策ですよね。」とほざくので、「そりゃ、もちろん関係ないことはないですが、メインではないですよ。私のさっきの発言を聞かれてりゃ、わかるでしょう。」と言いました。

 ちなみに、私は、県という組織そのものや、地方における政党のあり方について言及し、「政党は、中央から選挙になったら依頼され、利用されるための道具ではなくて、JCではないけれど、志を同じゅうするものが力を合わせて、むしろ、地方から中央に声を上げて、政治を動かしていくツールとして使うべきだ。でないと我々にとって政党の意味はない。」と、持論を言ったのです。

 企画担当の高橋県議も、「どうか、県議会議員や政党をどんどん利用して下さい。」と、発言し、私は、そういった姿勢こそが、青年らしさだと思っていました。
 青年部局は、未来を見ているのです。

 「こないだのNPOのも、選挙対策ですよね。」と返してきたので、「そりゃ、時期的に、そういう面もあると受け取られても仕方ないかもしれないけれど、メインではないですよ。」。と言うと、「候補者の関係者が、最後に挨拶に来たじゃないですか。」
 「そりゃ、時期的に挨拶は来るよ。拒む理由ないが。」
 「あれで、記者は、やっぱりとざわめいたんですよ。」
 「そこがそんなに問題なん?普通にあることじゃが、政党の企画なんじゃから。」
 「それじゃ、ゲームになんないんですよ。」
 「ゲーム?ゲームってなに?」
 「私達は、切り取って、ゲームにするのが仕事ですから。」
 「なにそれ?」
 「ですから、そういう部分を最後の数行にして、書かないといけないんです。最後は、それっしょ。」
 「そりゃ、10のうち9対1の思いがあって、1の部分をことさら取上げても、そりゃ、違うとは言えないですよ。でも、思いのメインは、そこにないこともあるよ。少なくとも、NPOのは、違うじゃろう・・・」

 ここで会話が切れましたが、こういうマスコミの姿勢を極めて残念に思います。極めて本音で勝負する記者なのでしょうが、まずは、おもしろくしたいのでしょう。逆に、こういう記者をある意味では信用もしますが。


 むしろ、そう疑われても仕方ない時期に、仕方ないことをしたのだとも思いました。端から見ると、そうなのでしょう。国益セミナーも、NPO企画や市町村議員交流も。
 しかし、やり続けるしかありません。

 なによりも、選挙に関して、マスコミの方が、まずはヒートアップするということで、それはそれで良いのかもしれません。


 はっきり言えるのは、私にとって、大切なのは、自民党に所属しているということではなくて、自民党に所属して、その中で、何をしたかにつきます。自民党だからできることを自分がしたかどうか、それだけのことです。
 大いなる反省をした昨日でした。

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