2004年4月27日(水)【国民年金】

 毎年恒例のGWのゴールデンフェスタですが、奉還町では、5月1,2,3日と、ストリートミュージシャンが、商店街の中で歌う「奉還町ストリート STREET JACK」が、午前11時30分から開催されます。

 また、2,3日は、商店街内の空き店舗で、フリーマーケットも開催されます。50スペース、出店無料です。お問い合わせは、086−598−0458まで!!
 で、5日は、表町は栄町で、鯉のぼりの中をくぐりませう!!



 新年度のこの時期は、国民年金保険料納付案内書が来て、国民健康保険料納付通知書(4〜6月)が来て、少しでも安くしようと前納すれば、我々夫婦で、およそ45万円がいる時期です。

 自分で支払えば、季節で覚えているので、国民年金が未納になるわけがありません。母数が大事な保険で、なにより法律上は義務ですから、「未納三兄弟」は、誠に遺憾です。「ごめんちゃい」で済む話とは思えません。

 私は、初出馬時、金欠で、県・市民税納付が遅延した事実はありますが、年金未納者は、県議会にはおられないと思います。

 ただ、民主党の人をおちょくったようなそんな言葉のセンスにも、さして感心はしません。



 年金改革は、少子高齢化の中、与野党どう転んでも、最後は消費税率の引き上げ、保険料率の引き上げ、年金給付額の引き下げの三位一体ではないか、という気が、なんとなくするのですが(総額表示に、さらに年金目的消費税?)、いよいよ国会の議論も佳境で、注視したいと思います。



 ところで、この時期は、総会を前に、各団体の新年度会費徴収があり、財政的に逼迫するので、こうなると、定額郵便貯金から貸付けを受け、6月の期末手当で、返そうと思うのが、GW前で、やっと払ったと思ったら、自動車税の請求が遅れて出てきます。まだあったか!!
 自分で払い込みますと、非常に感じるものがあります。

 だいたいが、可処分所得が少ないのに、月々引き落とされる所得税が、52、370円、県市民税が、69、700円。
 無茶苦茶高い・・・・。
 ただ、この重税感があるから、無駄に使いたくないと思うのです。



 ところで、いわゆるお手盛りの上乗せといろいろな批判もある議員年金の基の共済長期掛金が、なんと毎月74、400円。支給されるまで、わしゃ、これ何年払うのか?

 厚生年金の雇用主にあたるのが、公だから、公費の負担が大きいのだ、なぞというのは、およそ勝手な理屈でしょうが、しかし、徒手空拳で若い時期に議員になり、国民年金だけで、清貧を貫くと、悲惨な老後が待っているというのも酷なような気もしないではありません。
 いずれにせよ、いつまでも、もたない仕組みだと思います。

 これなら、ローン組んで家買う方が良いのでは・・・。このままなら一生借家暮らし。父は、64歳で逝きましたし、私も、65歳過ぎて、長生きしそうな感じもしないし・・・。

 厚生年金の会社員の頃が、懐かしく、羨ましくもあります。誰が有利なのか、実際はよく分かりませんが、少なくとも、議員が極端に有利というのは好ましいことではありません。



 それにしても、年金への不安の本質は何でしょう。要は、少子高齢化の問題です。

 しかし、若い世代が、漠然と自分らは長生きしないんじゃないか、世の中良くならないから今は子供産まないんだ、と、なんとなく感じていて、実は、DNAが、芥川竜之介の「河童」のごとく、そう決めていたらどうでしょう。

 年金問題の奥底にある「漠然とした不安」。それを解消するのが、政治の仕事ではありますが、漠然とした様々な不安が、少しずつ現実になっているような気がするのは、私だけでしょうか。


 ところで、
 「地方議員の漠然とした不安」というものもあって、現在の時代状況の中で、ある種の疎外感、時には、無力感や虚脱感に地方議員が包まれていなかったとしたら、それはそれで、センスがないと思います。
 このまま持つとは思えない、そう思うのが普通です。

 あるいは、理想は、地方議員は、あくまで無給で、経済的な基盤がある人間が、社会奉仕として行い、プロパーで、これで食おうなどと考えないことだと思います。土台無理があります。

 少なくとも、本来地方議員に支払うべきは、報酬でなく、実費弁償ぐらいのことかもしれません。それでもやりたいという人間だけがやれば良い、あるいは、それでも出来るという仕組みを作る、つまりは、議会や委員会を夜や土・日・休日に開催すれば良いのだと思います。
 むしろ、後者の姿が理想です。

 私はそういう時代の流れにあると思いますし、したいとも思います。卑下するわけでなく、その方が、地方行政に対して、強く発言できる議員になり、議会が復権するとも思うからです。
 市民と議員が乖離することもありません。

 逆に、国会議員、さらには、州議会議員というものがあれば、まさに、プロとして、むしろ、議員の数自体を減らし、公費負担の立法スタッフを充実させて、裁判官以上の安定的な収入が確保されるというのが理想だとも思います。


 いずれにせよ、いろんなことに綻びが出て、いよいよ持たなくなっている、そんな時代を痛感いたします。

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