2004年4月21日(水) 【美しい暮らし】

 連日文字通り真夜中に及ぶ会合が続く中、今日、非常に近しい方の御身内の葬儀があって、仲間でお手伝いさせて頂く中、つくづく、しかし、人生とは、叙事詩のような、奏でのような、どうあれ悲しい以上に、本当に良いもんだなぁ、と、思わさせて頂きました。

 我々の仕事は、冠婚葬祭、特に、本当に、多くの人の死に接しますけれど、本当に厳かな最期でした。

 BGMに、私の中では涙腺が緩む「東京ラブストーリー」のリカとかんちの思い出話の時にしばしば流れる曲が流れ、喪主を見ながら、私の好きな小椋 佳の「美しい暮らし」という詩が、頭の中で、共鳴していました。


 もうすぐ父の喪も明けて、それが当たり前の暮らしになっていくのが、不思議です。



「美しい暮らし」

 真顔して背負うには  重すぎる人生に
 時に 容易い  幸せに よりかかる
 諦めは 諌めよう  真実を求めよう
 胸に 留まる  少年を 裏切らず

 その仕草 舞いのよう  その言葉 歌のよう
 君が 救いさ  その心 海のよう

 解けぬまま人生を  終わろうとする時も
 せめて言いたい  美しく暮らしたと

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