2003年11月22日(土) 【在野精神】

                 略

 昼から大遅刻で早稲田大学OBの教職員の会(稲岡会)に来賓出席させて頂きました。

 なにかというと、我々早稲田OBは、「都の西北」を肩を組んで歌いたがるわけですが、かといって、群れているわけでもない、「和して同ぜず」、実に楽しいです。
 それでも、おそらく愛校心は、宇宙一。

 個人的には、「個性」重視ということであれば、多分、特に、偏差値教育に毒される前の早稲田卒の先生そのものが個性の固まりではないかな、と思います。

 いわゆる「猛者」や「破天荒」が好まれますし、そういう話を大先輩はしたがられます。特に、「除籍」という言葉は、共通の憧れであったりします。


 それにしても、私自身、早稲田に行くために2浪させて貰いましたが、現役合格、4年で卒業することが、全くOBから評価されない大学も珍しいと思います。
 いかにオリジナルの人生を歩んできたかを語ることで、評価される、誰もが、「早稲田らしいね!」と常に言われたいわけです。

 そのためには、在野精神。権力におもねくことを良しとせず。
 自民党にあっては自民党の中ですら。

 そういう意味では、今回の森林保全税を先頭に立って推進して来られた重鎮も、真っ向から反対している2人の若手議員も、皆、早稲田という、これもまた、らしくて良いです。

 要は、早稲田というのは、偏差値がどうのこうのという大学名を指すではなく、死ぬまでトータルの「自己実現」という「生き方」を指すのだと思います。
 つまり、人生讃歌そのものです。

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