2002年10月2日(水) 【修己知人の学】

【修己知人の学】

 本日は、「第30回商業界中・四国地方ゼミナール岡山大会」に、前半だけ出席させて頂きました。知事の来賓挨拶ではありませんが、中四国州を目指す我が県としては、岡山市に、中四国を視野に入れた、こういった大規模のコンベンションが、どんどん誘致できるのが理想です。
 それにしても、大盛況でした。

 私の場合は、こういったセミナーは、商売を政治に置き換えて拝聴させて頂くわけですが、基本的には、中2の時に潰れたとはいえ、もとはと言えば、商売人の子、陶器屋のせがれですから、商いには、血の高ぶりを感じます。

 加えて、昨今は、「食の安全」のように、商品の全ての過程を把握した上での説明責任が言われるわけですが、そのことは、政治も変わりません。また、顧客満足が全てという意味では、行政も議員も、典型的なサービス業です。


 ところで、講師の日本創造教育研究所の田舞徳太郎先生のお話を久方ぶりに拝聴させて頂き、活を入れて頂いたような感じが致しております。

 私は、田舞先生のSA研修を逢沢事務所にお世話になる直前に受講し、昨年の例の「インキュベンションセンター事件」の直後に、篭るかのように、8年振りに、SC研修を受講させて頂き(研修始まって以来の問題児と称される)、LTにいつ行くんなら、という状態ですが、改めて、学びが足りないと自覚させて頂きました。

 経営者の器以上に会社は大きくなりませんよ、自分を磨いた以上には人様を導くことは出来ないですよ、人を治める前に自分創りをして自己を治め(修己知人)、そのためには、格物到知、無知であることを自覚し、行動・実践していかなくてはいけない・・・・どうも、私が、書くと言葉が踊って仕方ないです・・・・。

 選挙的に言うと、先輩秘書の「候補者に見合った票とお金と人が来るのが選挙だぞ」という言葉が、蘇りますが・・・・うーーん。

 商売は、商い(あきない)というぐらいですから、飽きずに、お互いに頑張りましょう。

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【たかが、1000号、されど、1000号。】

 「こころ」が、1000号です。

 「697〜700を上海特別編とします」と言いながら、発行されぬままに、1000号を迎えました。思い起こせば、2000年4月から、2年半、ほとんど毎日休まずに、暇だなぁ、とか、迷惑だぞ、とも言われつつ、毎日、こういう物を発信させて頂き続けられたのは、文章の向こうに皆様が、おられるからこそであり、皆様と、作っていった記録でございます。

 まずもって、皆様に心から感謝御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

 また、「こころ」を書く時間がなければ、家事も手伝えた(・・・・?)のに、我が侭を許してくれた妻と能天気で無邪気な子供にも、感謝いたします。


 ここまで喜怒哀楽を丸出しにした実に人間くさい県政報告はなかろうと思いますし、長かろうが、外れようが、誰も真似しようのない、というか、決して真似をしたくない、もはや独自の世界、佐藤真治ワールドになってしまいましたし、この間、こだわり続けて、人間的成長が見られないのが、非常に凄いところだと思います。


 それでも、今日の田舞先生のお話ではありませんが、一日のどこかで、「考える」時間が、本当に重要だと思います。個人的な悩みでもあり、公職としての議員としての悩みであり、要は、日本や岡山県のことを考えているのですから、この独りの時間は、どこまでも大切にしたいと思います。
 必ず一日一回、パソコンの前で、自分を追い込むのは、楽しいものです。

 『人生は、能力の差では決まらない。何に時間を使ったのか、何にお金を使ったのか、誰と出会ったのか、何を志したのか、で決まるのである。』さすれば、「こころ」は、そう悪くないのかも、と思っています。


 私が死んでも、いつか、誰かが、同じような道を歩む時、この一連の文章に出会って、さらに一歩を踏み出せることを祈りつつ、松陰や晋作が掲げた「狂」の一字を持って、1001号、次に、1002号を目指してまいります。

 どうか変わらぬご指導・ご鞭撻のほどを心よりお願い申し上げます。

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