2002年7月26日(金) 【遠い県政】 | ||
昨日、医療改革法案が参院で強行採決。
自慢したいわけでもなんでもないのですが、私の国民健康保険料は、月になんと4万4160円。年間50万円を越えます。額面が幾らあろうが、可処分所得が少ないのですから、家計に大きく響く高額医療費です。 納付の度に、涙が出そうになります。 ただ、今回久方ぶりに己の保険を使って、3割負担でもありがたいなぁ、としみじみ思ったのですが、少子高齢化時代に、財政も家計も、益々、厳しくなります。 さて、最近、ある事例で、防犯と美観という観点から、非常に行政の対応について考えさせられています。個別具体的には書けませんが、どうも岡山県行政は、地域住民の声をそれほど重視していないのではないか、という対応にしばしばお目にかかります。 これが、岡山市行政ならば、地域住民の声を聞きながら、かなり緻密に対応することでも、県となると、いきなり、発表、後で説明、のパターンが非常に多いのです。 単純に言えば、地域住民と接する機会が少なく、地域の方の顔が見えていないため、なにをしようと平気の平左なのだと思います。 最近の新施設でも、近隣に挨拶すらない、勝手にオープンというケースが目に付き、広く195万人を対象にしているつもりなのか、連合町内会などのような地域コミュニティーの存在を無視しているかのようです。 私の3年半の間に、こういったケースが幾つもありました。 私は、ある職員の方の科白が忘れられません。「議員と行政と市民は、三すくみなんですよ。」と。 議員が、有権者の前にすくむのは当然であり、職員の方が、議員の前ですくもうとすくむまいと、頼んでいるわけでもなんでもないですから、それは勝手ですが、なぜ、行政が市民に対して強いと思えるのか、根本的な発想を間違っています。 すっかり、県民から離れたところで活動している県職員に対して、少しでも距離を縮めるのが我々の務めだと思うのですが、まず、議員の方が、明確に市民サイドにいるのか、単なる行政の代弁者になっていないか、自戒したいと思います。 | ||
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