2002年3月25日(月) 【秘書の憂鬱】 | ||
昨今の政治状況をどう思いますか、というご質問がありました。この場合の政治とは、国政を指します。
私は、評論家ではありませんし、例えば、地域住民として「落書き調査隊」で動いたり、県政の課題に対して一般質問や委員会質問・提言すべく、あるいは、日々のご依頼事を不器用に処理するうちに、慌ただしく日々が過ぎています。 今の立場で、考えられることをするだけで、目一杯です。いや、むしろ、自分が、何もできないというもどかしさを通り過ぎて、どこかしら諦観もあります。 田中前外相、鈴木議員、辻元議員・・・・・・思うところはありますが、届きません。一地方議員として、一年生議員として、本当に悔しい思いでいっぱいです。おかしいです、日本の政治は・・・。 それでもひとつわかること。多分、今の日本の政治状況の中で、一番やりきれないような日々を送っているのが、良識ある多くの政治家の秘書ではないか、ということです。 岡山の自民党には、「ますらお会」という地元秘書仲間の会があり、各議員のベテランの秘書が集っています。 私は、序列的には低い立場であったのですが、ことさらのチャンスを頂いて、バッチを付けさせて頂きましたが、やはり、こういった先輩秘書方の暖かい応援がありました。 私は、5年間でしたが、先輩方は、数々の選挙をこなす中で、戦友のような連帯感が、あるように思います。多分、秘書歴が、長くても短くても、何が一番悲しくて、何が一番嬉しいか、何を誇りに思うか、秘書のその基準は、変わりません。 はっきりしているのは、結局は、政治が良くならないと、秘書の人生も輝かないということです。混迷する政治の最前線の現場で、一番もがいて、苦しんでいるのは、あるいは、秘書かもしれません。そして、多くの秘書は、純粋に政治に良くなって欲しいと願っているのです。 素晴らしい政治に、関わっていると信じていることこそが、秘書のプライドです。逆に、そういう人間に支えられているからこそ、議員は、頑張れるのだと思います。 きっぱり申し上げたいのは、私は、「秘書上がり」の議員として、全国の秘書に恥じない議員になります、ということです。 全ての秘書のプライドのために。 今だからこそ、国会、地方議会を問わず、全国の議員秘書にエールを送ります。 いつか、私が、秘書を持つような時期が来るのかしら・・・・? | ||
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