2001年4月18日(水)
【NPO もはや無認可保育ではない】

 本日は、NPO法人である子育て・家族サポートサービス「タイム・カプセル」を訪ねました。この景気ですにもかかわらず、(もちろん利潤を追求されているわけでは、ありませんが)より広い場所への移動を考えられているのです。
(どこか、ないでしょうか?)

 タイム・カプセルは、「富山型デイサービス」という、0才から高齢者まで24時間、いつでも、誰でも、必要なだけ、利用者が必要としている介護や保育を提供するもので、お世話する側、される側にも、年齢、障害の壁はなく、真のノーマライゼーションと言われているそうです。
ttp://homepage2.nifty.com/timecapsule/index/index.htm

 しかし、子供がそこら中駆け回る雑然とした風景。そこに感じたのは、妙に懐かしい、昼夜保育園マイフレンドの姿でした。私の母は、かれこれ20年以上、この中心市街地で、いわゆる無認可保育園を経営しています。
 家業が倒れて、やむなく始めた仕事と思春期の私は、認識していましたが、今となれば、ずいぶん時代の先を進んでいたのかもしれません。

 ベビーホテルなどと揶揄され、無神経なマスコミに叩かれた時期もあったように思いますし、中高生の頃は、夜の商売の方が、出入りされるのが、本当に嫌だった、どこか家業が恥ずかしかったのを覚えています。
 行政も企業も決して目もくれないところで、私たちは、生きてきたのです。そして、それは文字どおり社会的に意義のある仕事であると、今は思います。

 無認可の保育園ですから、我が家は、行政からビタ一文も貰っていません。朝7時30分から、夜中2時、3時まで働き続けたのです。今も、夜中まで働いています。いつもで、働き続けるのかわかりませんが。
 おそらく、そういう母がいるから、私は、今政治の世界にいるのです。恥ずかしくて本人には、言えませんが、母が泣いた分は、昇華して、私が社会全体に還元します。

 どこか他所の子供が、何ヶ月も家にいるようなこともありましたし、児童虐待や、DVなんて昔からあったのです。ただ、明らかに酷くなっているのです。
 こんな話を頂いた時、自分の政治的役割を感じることがあります。

 今は、要件は厳しいですが、無認可保育への補助も出る仕組みにはなってるようです。しかし、マイフレンドが、補助金を貰ったり、NPO法人になることは、まずないとは思います。
 それでも、社会的な意義があるとして認証され、自立したNPO法人となる道がある、という事実は、NPOなんてさっぱりわからない母にしてみても、救いになると私は、思います。
 NPO法人格には、そんな意味もあるのです。



 もっとも、議員の私がすべきことは、制度を作ることです。財政難に苦しむ、作業所や場合によっては福祉NPOが、活き活きと活動できる仕組みです。
 それは、補助金を増やすということを意味しません。むしろ、場所の問題です。人よりも、場所の確保とそれに伴うお金が、問題なのです。


 タイム・カプセルで、若い頃の母親にあったような気分でした。

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