2001年3月14日(木)【論戦終わる 石井正弘知事】

 本日総勢23人の一般質問が終わりました。いわば2月議会の峠を越えましたが、この議会で、石井知事は変わった(本領発揮)と、私は思います。

 たいへんに生意気を申し上げれば、岡山県民は、本当に良い知事を持ったと思います。石井知事が今日はとても大きく見えました。
 田中知事ほどパフォーマンスはありませんが、けっこうな改革派です。それを支えているのは、昨秋の選挙での皆様の圧倒的な信任なのは言うまでもありません。

 今議会は、昨年来の大規模事業の凍結、年初の市町村合併問題で荒れるはずだと申し上げておりましたが、それに、空港開発のジャンプから第三セクター全体の問題に飛び火。先の地震対応について、あるいは核燃料に関してお隣の鳥取県と対立。教育問題、IT施策。問題は、目白押しでした。
 議員からすれば、どこからでも攻められるという、知事には、厳しい議会だったはずです。


 一般質問最終日の本日、質問に立った自民党3人全員が、知事の政治手法(政治姿勢ではない)を様々な表現で、ソフトに攻撃しました。
 とりわけ、大規模事業凍結、市町村合併の発表の仕方について、「手続き面について意見・批判があることは謙虚に受け止める」「議会と執行部は、信頼関係に基づいた健全な緊張関係にある」と、非は認められませんでした。全て見事にかわされたと思います
 私は、目的でなく、手法そのものは間違っていたと今でも断言します。

  しかし、今回の大改革、それで良いのだと思います。

 公共事業を凍結させ、市町村を合併するということは、普通の手法ではできません。実は、県政の発展のために、多少強引でも頑張って欲しいんだ、この知事ならできる、多分自民党議員は、私などよりもっともっと早くから石井知事の力を認めていたんだと思います。なーんだ。
 してみると楽しくもあるのです。キツネとかタヌキばかりが、おるんかな。

 攻めてるんだかなんだかわからない、妙なやりとりが多かったのですが、結局は、エールなんだと思います。誰一人として県政を悪くしようとは、思ってはいないのでしょうから。このままで良いとも思っていないし、努力もしているはずです。
 馬鹿げた言い方かも知れませんが、この業界が、また好きになりました。

 変革期に、議員として、円熟期に入る石井県政にぶつかることができる、これは多分、かなり幸せだと思います。
 石井知事と真っ向勝負したいものです。


 一方、昨年「拍手!!」「お静かに!!」のプラカードを持って登壇して怒りをかった議員が、今日は演壇でミカンを剥き失笑を誘いました。皮が女性で、中身が男性だそうです。それを知事に示して・・・・・。
 大袈裟に言えば命懸けで立つ一般質問、私にとって神聖なる演壇は、ただのウケ狙いの遊び場なのでしょう。
 いつも大切なものを踏みにじられるようで、涙が出るくらい悔しいのですが、もう二度と触れません。もう二度と言いません。生涯もう二度と。
 政治に賭けたり、議員としてムキになる自分が、情けなくなるから・・・。


 それにしても、早くも6月議会が、楽しみです!知事に何をぶつけよう!

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