2001年1月6日(土) 【薔薇のつぼみ】 | ||
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来賓とか有識者とご紹介頂き、舞台に立つとき、心にふっと隙間風がぬける瞬間があります。高い席の丸テーブルに、議員として行くのが辛い時もあります。私は、さして喜んで前にいるわけではありません 。 一般質問を何回しようが、どれだけメールを打とうが、情けなく思うときが、多々あります。桂三木助に、なるほどと思ったりして。 おいおい、佐藤君よ、お前は、ここにいられるほどのもんじゃねーぞ、と。なんぼのもんなら。なにしたんなら。変な胸花つけてからに。 ======================================= 『市民ケーン』の最後を時々思い出します。自分にとって、「薔薇のつぼみ」は、なんなのだろう?本当になりたかった自分は、なんだったんだろう? 中学時代、親友と3人で、当新田あたりを自転車をこいでいる、多分あの頃に、「薔薇のつぼみ」は、隠れている気がします。もしも帰られるなら、中学生に帰りたいものです。あ〜もう帰りたい!!どっか行きたい! 他の議員は、抜けるような、そういう瞬間は、ないんでしょうか。自信満々かえ?私は、しょっちゅう自分が嫌になります。 一昨日、咋日の夜と、私の選挙で、たいへんにお世話になった方と数時間にわたり、お話する機会がありました。かたや、街宣車を指揮し、かたや銃後を守って下さった方です。 厳しい言葉の中にも、どこまでも大きな愛情を頂いて、「いったいどんなに育つんだろう」という期待や心配や励ましのお気持ちが、ひしひしと伝わってきます。 こんなに思って頂くに値する人間か・・・?人を喜ばしたり、人のためになっとんか?わしゃ、けっこう腹黒いんじゃねーか? あるいは、親以上の愛情を多くの方から頂戴しての議員です。候補者だけが知らない、知らなかった、涙が出るような話が幾つもあります。 あたたかい思いが、皆様のお力の結集が、ここにあります。 ありがたいのです。本当にありがたいのです。ありがとうございます。でも、それに見合うことが、できとんのかな。どうやって返すんだ? でも、この文章自体いいわけがましいぞ!!甘えとんかい!! 正直、逃げ出したいような気もします。 岡山シンフォニーホールが、5回満員になる方が、私の名前を書いて下さった。よく平気でいられるものだ、と思います。たいへんなことです。 こんな愚痴を書いている場合ではありません。投票して下さった方に失礼です。わかっちゃいるけど。 2年前の1月のこの時期は、個人的には、地獄でした。数え切れないぐらい泣いた気もします。思い出せないぐらいいろんなことがあって、まだ整理がついていません。(ビートたけしのたまわく、泣いてから強い子供の喧嘩) 奇跡のようにお力を頂戴しました。 あれから2年。今は、皆様のお力で県議会議員をさせて頂いております。 でも、そろそろ半分終わりです。 また、選挙がやってきます。決して逃げられません。 今度は、「守るモノ」もあります。 右手に一般質問、左手に愛嬌!! | ||
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