2000年12月3日 【明日から本会議・本会議の流れ】

 明日から、私にとっては7回目になる楽しい本会議(12月定例会)です。議会には活気が出ますが、職員の皆様にとっては、人によっては地獄かもしれません。

 明日は知事が、補正予算案件などの提案理由を長々と述べられます。説明は、県政全般にわたりますが、この時おやっという新施策が、述べられたりします。ちなみに、石井知事の説明は、長いと評判です。

 そして、議案調査等のため、いきなり火・水と2日間休会です。一般質問する議員は、月曜日を含めた3日間が、受験勉強の追い込みを彷彿させる悲惨な状況になります。
 個人的には、一般質問されない議員が何をされているのか、やや疑問です。私は、毎回かなり難渋する時期です。

 木曜日には、知事の提案説明を受ける形での、自民党、民主党の党の代表質問です。自民党は、3期以上、民主党は、議員数が少ないため、一期で順番が回ってきます(羨ましいような・・・)。基本的には、党あげての質問であり、本来は議員の個性が出るものではありません。
 自民党の場合は、執行部と調整され、県の新施策が、初日の知事の提案説明ではなく、自民党の代表質問に答える形で出てくることは、珍しくありません。
 個人的には、総花的で重複が連発することを厭わない代表質問の方が、一般質問よりも、調整も楽ではないかと感じています。

 金曜日は、公明党の代表質問です。ここまで来るとかなり重複質問になり、同じ答弁書が、読まれる事態も発生します。

 実は、この木・金曜日が、一般質問する議員のその議会での実質的勝負です。3日間でああでもない、こうでもないと思案し、木曜日に提出された一般質問草稿につき、財政課を通じて、かなり、綿密なやりとりが、行われます。いわば、かけひきです。
 今回のように、本会議前から質問につき調整していないケースでは、私はキューキューになることが予想されます。ある面、密室の出来事です。
 時には、本会議中に呼び出しを受けることもあります。
 職員の方から見れば、私はこの時期たいへんに迷惑な議員でしょう。

 ただ、共産党は、調整なしの一発勝負、再質問、再々質問連発で、執行部を苦しめます。緊張感と、実質的に少しでも進めることの、どちらに重きを置くかでしょうか。
 個人的には、広範な県政全般にわたり、いきなり質問されて答えられる職員は皆無であり、システムとして仕方ない面もあるとは思います。

 かくして、11日(月)には「定稿」して、早ければ12日(火)には、一般質問本番になります。そこから3日間の十数人の議員が立つ「論戦」ということになります。

 15日(金)には特別委員会、18日(月)には常任委員会で、議会に提出された請願・陳情の審査を行い、20日(水)には、採決して閉会です。

 こういった議会の流れを把握されて、新聞や「こころ」をご覧頂くと、なかなかおもしろいのではないかと思います。

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