2000年11月14日(火)
【さっき父親になりました!!】

 突然こしんじ君が、誕生してしまいました!父親になってしまいました!

 警戒していたところ昨夜午後10時前に妻が破水。私が、オロオロする中で、少しも慌てず騒がずの腹が据わった妻を中央病院に運びました。

 陣痛の度に、腰をさすってやりながら(実は、妻の痛みをよそに大イビもかいて)一夜を明かし、敢えて帝王切開をすることなく、自然分娩で、午前10時14分、3068グラムの元気な男児が、誕生しました。
 通称こしんじ君、名前はまだありません。奴が、ついに誕生しました!!

 あーそれにしても、立ち会い出産は、実に感動的でした。頭が、一部露出しては、ひっこみ、ふんばって出てきて引っ込みの繰り返しで、イカのような頭が、出てきたときには、涙もう涙。多少頭は、伸びちゃいましたが、なんだか不思議な生き物が、オギャーと泣き出した瞬間は、きっと生涯忘れられないでしょう。私は、鼻水じゅるじゅるでした。

 しかし、それにしても、自分の妻ながら、実にそれはもう見事な出産でありました。さすがに、武士の妻じゃ(?)。のろけるわけではありますが、私は今日ほど妻が、美しく偉大に思えたことはありません。厳かでした。そして、ますます頭が上がらなくなりました。
 女性には、妻には、やっぱり男性は、私は、生涯かないません。

 一方、父親が、私とは・・・案外こしんじめ、どじな奴だな。と思いつつ、命を与えた重さについて考えていました。
 あるいは、20歳代前半の私がそうであったように、いつかくる「死」の恐怖・孤独への苦しみを否応なく、彼に与えたこと。終わりのある人生の意味を、どう自分なりに解釈していくのか、父親として何をすべきか・・・・胎児のこしんじの心拍音を聞いているうちは、かなり理屈っぽく考えていました。

 しかし、いざ生まれてだっこすると、もう理屈じゃなく、ただただかわいい。これには困ったもんです、はい。もひとつ、頭がでかいけど。なんかよくわからない顔してますけど。毛深いし。でも、キューキュー言います。

 ここに、馬鹿なでれでれの父親が生まれてしまいました。許してください。
 今後、議員としても、かなり変わってくるかもしれません。

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