2000年9月8日(金)【本会議前 一般質問とは】

 来週の月曜開会の9月議会を控え、一般質問も6回目、いやがうえにも個人的には盛り上がります。ここからは、いわゆる当局との質問のすりあわせが、始まっています。
 月曜日には、岡山市内の県立普通科高校の激変の提言他について、知事が、所信表明演説(指針)をして、休会。所信を受け、水・木と3回派(党)の代表質問が、各々1時間。基本的には、県政の殆どの重要課題が、出尽くします。 したがって、一般質問で、行財政改革を聞けば、まず重複質問です。
 5日間も休会して、翌火・水・木と一般質問に入り、これがいわゆる質問戦です。その後、特別委員会(翌金)、常任委員会(翌々月曜)で、請願・陳情の審査。議運を経て、翌々水曜日に、閉会です。

 もっとも、一般質問の原稿締め切り(事実上の通告)は、来週の代表質問初日の水曜日で、金曜日までには、深夜になろうとも定稿(もう質問事項等いじらない)します。そこまでが、個人的には事実上の議会です。来来週の何曜かは未定の一般質問当日は、できあがった原稿を読むセレモニーに、近いものがあります。
 但し、これは、自民党のケースで、基本的に再質問、再々質問をしないために、すりあわせを充分にしておくのです。担当者との、このすりあわせこそ、実質上の議論なのです。共産党などは、本会議場で知事に、直接勝負をかけますが、与党議員の勝負は、実は本会議場ではありません。
 ここで、ある種のかけひきもあるわけですが、重要なのは、実質的に前向きに進むかであり、批判・攻撃が目的ではありませんから、引きどころを知ることです。
 しかも、他党の代表質問、他議員の一般質問をかいくぐりながら、事を進める必要が、あります。重複質問は、議員の恥です。(先手を打って、他の議員に質問させない手もあります。その点でも、すり合わせが重要なのです。)
 当局の方との人間関係も、一番生まれる時期です。突っぱねると、長い目で見ると当局を敵に回すことになりかねません。

 ともあれ、昨日今日、月曜日、火曜日はすりあわせをする、ある意味で議員には、最もおもしろい、かつ忙しい、真剣勝負の時期です。また、質問の確認のため、「ネタ元」との議論が、深夜になることもザラです。

 今日の段階で、「落書きを暴走族に消させる」というアイデアは、消え、景観保護条例改正・新条例制定の検討の依頼に代わり、福祉産業機器、自転車道一般、吉備路自転車道についての質問が決まり、チボリについては、知事選挙の前にどこまで突っ込めるか、どう表現するか、議論中といったところです。

 成果は、一般質問当日に配布される、その日のメニュー(質問者・質問事項・答弁者の一覧)の時に、出ます。佐藤君は、自民党の「色物」かもしれません。かなり、自民党的でないメニューが、並び、一部に「佐藤節」と呼ばれ、固定ファン(?)が、います。共産党の議員には、たいがい誉められます。

 今回一般質問に、何人立つのかは不明です。しかし、一般質問こそ議会の華であり、また、当局に市民・県民皆さんの思いをお伝えする最大の場です。
 個人的には。一般質問に立たない議員が、この時期に何をしているのか、不思議でなりません。もっと、楽しいことがあるのでしょう。
 もっとも、当局の方と人間関係ができすぎると、聞けなくなるという側面も、否めませんが。

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