2000年5月30日 【議員バッヂ】

 ある川上郡の友人の県議会議員は、幼稚園児にまで、「あっ、きゅうとく だいすけだ!」と言われたり、ある吉備郡選出の議員は、中学生に「おっ、かいりゅう、頑張れよ!」と言われるそうですが、私は、街で声を掛けられたのは、3回ぐらいです。ここが、1人区と11人区の違いでしょうか。彼らは、レンタルビデオ屋にいけないそうですが、私は、まんが喫茶も行けます。

 私が、およそ議員とわかるとすれば、議員バッヂしかないかもしれません。ある東備の先生は、初当選後3ヶ月は、この議員バッヂを枕元に置いて寝たそうですが、私は、いつのまにやら、つけたり外したりするようになりました。どうにも慣れないのです。

 100歩譲っても、それは、謙虚さというより、議員としての自信のなさであると白状します。ご支援頂いている方は、激怒されるかもしれませんが、公人として腹をくくっていないというわけではなく、まだ議員としての自分を自分自身が認められないのです。

 私は、とり外しを公私で、決しているわけではありませんが、先方がそれを望む場合、あるいは代表や代弁に立つ場合を除き、外している傾向があります。少なくとも、挨拶回りや依頼を受ける場合は、かえって外しているかもしれません。

 今日も、建設省と地方振興局に地元のお願いに伺いましたが、官公庁ではもちろん付けています。でないと、ずかずか行けません。


 ところで、わざわざ「要望書」を作って持っていったのですが、議員が、「要望」する意味合い、その「強さ」を、指摘を受けるまでわかっていませんでした。議員バッヂの意味合いを、いまだ掴みかねているのですが、行政サイドの捉え方のご指南を頂きました。酷いことをしていました。動くにゃ、動いても気持ちのよくないものでした。
 また、議会での一般質問と電話による依頼の意味を強烈に考えざるを得ない今日一日でした。今まで、どうだったんだろう?
 請願を陳情を委員会をどう使っていくのか、もっともっと頭を使わなくては。これじゃあ、言ってみただけです。
 どうやったら本当に動かすことができる?どうしたらプロになれる?
 端的に大失敗をしましたが、明日につながるヒントでした。

 あくまで謙虚に自分の力の出し引きが、わかってきたら、本当に自他ともに認められる議員として、謙虚に議員バッヂを付けつづけたいと思います、どんな時も。

 10945票も頂いた議員が、こんなんじゃ!
 すみません。怒って下さい。

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