2005年11月28日(月) | ||
【定例会開会前夜・マニフェストについて】 | ||
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岡山市議会の方は一日早いですが、いよいよ明日から11月定例会開会。本夕、新市長に少しだけお目にかかる機会がありましたが、実にたいへんにお元気そうです。職員採用凍結発言もあり、初の市議会議員の先生方との攻防戦には注目かも。 上山慶應大学大学院教授の「監修」もあった昨日の大阪市長の「マニフェスト型」選挙ですが、こうしたスタイルの選挙は、結果として首長に、一点突破型の政策推進の正当性の根拠を与えることになり、二元的代表制のもとの議会としては、民主的コントロールの掛け方がたいへんに難しくなります。逆に、首長のマニフェストのチェックは、非常に重要な議会の仕事になります。 いずれにせよ、二元代表制のもとの首長と議会は、市民・県民のために攻防すれば良いのであります。 ======================================= ↓詳しくは 最近つらつら考えるのは、岡山県政も、マニフェストを言うなら、一度言葉の整理をすべきではないか?ということ。 平成8年11月からの第1期石井県政は、平成10年3月に、「快適生活県おかやま」を目指して、平成22年を目標に、『岡山県長期ビジョン』を策定。当時は、岡山県CIにより、新しいイメージづくりをするということでした。 爾来、「快適生活県おかやま」は、岡山県政のビックワードです。 平成12年11月からの第2期石井県政では、平成14年3月に、平成14年度から来年18年度までの中期計画の「おかやま夢づくりプラン」を策定。同5月には、「夢づくり指標」と言われる目標数値を決め、これは、しばしば見直され、毎年、「夢づくり政策推進指針」が策定され、平成16年9月には、 「おかやま夢づくりプラン(改訂・加速版)」に改訂。 思えば、唐突に、「夢」という言葉が走り出しました。夢と希望にあふれる「快適生活県おかやま」の実現のために、「おかやま夢づくりプラン」の目標を実現するという言い方です。 一方、同月、10月の3選目の選挙に向けて、平成20年を目標とするローカルマニフェスト「おかやま大地夢づくり宣言」を発表。石井知事の人柄か、選挙上の問題があるのか、敢えて、「おかやま大地」というキーワードが使われました。平成16年11月3選。 翌17年2月定例会では、マニフェストの実現を高らかに謳われました。が、以後は、「おかやま夢づくりプラン」という言葉が中心です。 「岡山県長期ビジョン」の目標は、平成22年、「おかやま大地夢づくり宣言」の目標は、平成20年、「新世紀夢づくりプラン」の目標は、平成18年。2年毎に大きな目標があります。 せめて、ローカルマニフェストの「おかやま大地夢づくり宣言」と基本的な「夢づくり指標」については、同じものにして貰わないと、検証のしようがありません。 これらの項目立ては、全て異なり、美辞麗句の言葉やキーワードは、コロコロ変わり、当然のことながら目標数値は毎年見直されるわけですが、どうして同じ人間の中で、そういう事が起きるのか、私には、解せません。 これについて行くのは、我々議員ですらしんどいですから、県民の皆様に、理解して下さいと言う方が、無理なのではないでしょうか。他に、まだ、長期計画の類はいくらもあるのですから、全ての施策の体系図を示して欲しいところです。 ただ、「やさしさの県政、フレッシュな県政、開かれた県政」を基本姿勢として初当選されて以来、終始一貫「対話の県政、開かれた県政」という言葉を使われています。 おそらく、次年度には、『岡山県長期ビジョン』の実現に向けて、『新世紀夢づくりプラン』に変わる後期計画の検討を始める時期が来ることでしょう。 せめて、言葉を整理して頂きたい、少なくとも、ローカルマニフェストとの整合性は取って頂きたい、強く要望したいと思います。 それにしても、選挙の度に、適当な美辞麗句を考えているような時代ではなくなったとつくづく思います。当たり前のことですが。 ちなみに、私の初陣の選挙ポスターには、「さぁ、21世紀の岡山をはじめよう!!」と書いてありましたが・・・・パンフは、読むのがちょっと辛いです。 | ||
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