2003年7月20日(日) 【マニフェスト】

 午後11時前、桃太郎大通りを爆音暴走族をパトカーが追いかけいます。昨今の気になる事件が続く中、夏休みに入って、青少年が最も弾けてしまう時期になりましたが、しかし、どうあれ、大人の関わり方が、試されているようでもあります。


 さて、昨日の日本青年会議所サマーコンファレンス2003の国家構想フォーラム「立国は公にあらず私なり!!」ー依存型からの脱却!!真の自立による地域主権型社会の創造では、片山虎之助(総務大臣)、増田寛也氏(岩手県知事)、北川正恭氏(早稲田大学大学院教授(前三重県知事))という、いわば地方自治の大スターの話が伺えて、涙が、ちょちょ切れるような気分でした。

 これだけのメンバーが揃うのも、JCだからこそと思うのですが、地方議員にとっては、一言一句聞き漏らしたくない、本当に刺激的なフォーラムでした。また、日本JCの国家構想プランも、なるほどと、唸るものがあります。
 後日、所感も、まとめてお伝えさせて頂きます。


 特に、昨今流行り病のように使われる「マニフェスト(政策綱領・民約)」ですが、大切なのは、住民の地域施政への参加システムの確立、すなわち、中央集権システム、依存型意識から、いかに、地域・住民が脱却するかこそが、問題であって、個々人の意識の改革こそが、重要である、という視点は、首肯できるものでした。

 あくまで、主体は、マニフェストを精査し、責任ある選択をする国民、地域住民の側にあるのであって、マニフェストが示されただけでは、数値目標を示した岡山県の「おかやま夢づくりプラン」となんら変わりなく、それ自体で、政治が変わるはずもありません。

 また、地方の首長と政党の綱領をもってする国政選挙のマニフェストは、同列に論じられないと思います。


 むしろ、敢えて言うならば、いやしくも、政党として、マニフェストを掲げるならば、政策綱領が同じなら、政党も一にする、さもなくば、例えば、個人的には、疑問にも思う自民・公明の連立政権では、かなり具体的に政策協定を示すことが、論理的帰結になるのではないでしょうか。

 ともあれ、来たる総選挙では、かなり具体的に各党の政策の違いが、鮮明になってくるのは、間違いないと思います。

 いずれにしましても、この激動期に、自民、公明、保守新党、民主、自由、無所属の国会議員で立ち上がった「政権公約マニフェスト推進会議」の逢沢会長のご活躍に、期待と注目の集まるところです。


 ところで、熊代代議士の総裁選への出馬意欲表明については、驚きと喜びと戸惑いを持って伺いましたが、今後がとても気になります。

 こうして見ると、岡山の自民党国会議員が、日本を動かしているような気がします。

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